こんにちは、将太郎です。
ウィンドウマンス、11月のインターナショナルシリーズが終わりました。
最後の週末は、土曜日に同志社と天理のジュニア戦を見てから東京へ移動して、まずはJスポーツで日本対フィジーの解説をして、それが終わってすぐにWOWOWのスタジオに移動してフランス対オールブラックスの解説をして、そのまま朝の新幹線に乗って神戸に移動、同志社対立命館の関西リーグ試合に駆けつけました。たくさんの方に「大変だね」「大丈夫?」と心配していただきましたが、大丈夫です(笑)
それよりも、この1ヵ月、世界ラグビーは本当にサプライズ続きでしたね。
オールブラックスがアイルランドに史上初めて負けるというまさかの大ニュースに始まって、イタリアが南アフリカに勝ったり、そのイタリアにトンガが勝ったり。日本がウェールズと引き分け寸前までいった大接戦も、そのサプライズには含まれるでしょう。アイルランドとイタリアはティア1に入りますが、これまでティア2と呼ばれてきた国の実力が上位国に接近してきた。
世界ランキングで言うとベスト12くらいの力が均衡してきたなという印象があります。やはり、来年5月に行われるワールドカップの組み分け抽選を睨んで、各国ともこの1ヵ月にかけていたんだろうなと思います。
前回のワールドカップでは、開催国のイングランドがプールステージ敗退ということになってしまったこともあるし、どこだって死の組には入りたくない。まあ、これは自分たちの力だけでどうにかなるものではないのですが、ともあれ、各国のそんな思いが11月のインターナショナルシリーズの結果に影響したと思います。
11月のサプライズ!アイルランドがオールブラックスに勝利。ただオールブラックスにはそこまで衝撃はなかったのでは。
まずはオールブラックスvsアイルランドですが、オールブラックスは、テストマッチ18連勝という上位国のテストマッチ連勝の新記録(下位国では、リトアニアが2006年から2010年にかけて18連勝しており、それを含めればタイ記録)を作ったこともあって、そのあとのエアポケットみたいな面があったのかな。そんなときにアイルランドと、アメリカという第3国で戦ったのも、何ともいえない微妙な感じを作ったのかな。ここ数年のテストマッチを見ていると、オールブラックスはアイルランドには苦手意識があるのかもしれません。