帝京大が東海大との激戦を制す。 勝負を分けたのは「情報処理能力の差」−SHOTAS CHECK VOL20 | ラグビージャパン365

帝京大が東海大との激戦を制す。 勝負を分けたのは「情報処理能力の差」−SHOTAS CHECK VOL20

2016/01/11

解説●後藤翔太 構成●大友信彦


帝京大と東海大の決勝は見応えがありました。最終スコアは27−17の10点差、トライ数は4対3。スコアの上でも、内容でも、フィジカルレベルでも、ここ何年かの大学選手権決勝ではもっとも競った試合だったと思います。

両校とも、それぞれの歴史があって、この試合に向けて準備を重ねて、それぞれの思いを背負ってこの試合に臨んで、パフォーマンスしたのだと思います。

僕としては、そういう歴史的なことはとりあえず置いておいて、この80分のフィールドの中で行われた試合から読み取れたことを考察してみたいと思います。両校の勝負を分けたのは、両者の「情報処理能力の差」ではないか、と思いました。

これはあくまで僕の見方ですが、東海大のトライはカタチのあるトライ、準備された攻撃のカタチを遂行して取ったトライだったということです。

東海大・藤田のモールからのトライ

東海大・藤田のモールからのトライ


言い換えれば、ホワイトボードに図で描けるトライ。起点が明確で、ボールの運び方に準備された意図があって、オプションも含めてチームがそれを共有しているものでした(最後のトライは試合の最後の時間帯で、例外的にアンストラクチャーの状況から連続攻撃でとったものでしたが)

 

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