12月13日(日)、全国各地で第52回全国大学ラグビー選手権大会のセカンドステージ8試合が行われた。東京・秩父宮ラグビー場ではプールCの2試合が開催、第1試合は筑波大(関東大学対抗戦A3位)対大東文化大学(関東大学リーグ戦1部4位)が激突した。
筑波はプレーの精度を欠いてスコアできない前半。大東文化は強いランナーが躍動しリズムを掴む
前半1分、先制は筑波大。SO亀山宏大(4年)がPGを決めて3−0とリードする。だが、4分大東文化大はスクラムからCTB竹原慶昇(4年)とSH小山大輝(3年)がループし、SH小山が相手のディフェンスラインの間を走り抜けて中央にトライ(3−7)。
5シーズン連続、大学選手権ベスト4を狙う筑波大も負けていない。大東文化大の激しく前に出るディフェンスに対し、SO亀山がキックパス。バウンドしたボールをWTB本村直樹(4年)が拾い、ステップを切って中央にトライ(10−7)。
大東文化大もすぐに反撃する。WTBラトゥ クルーガー(2年)が左タッチライン際を抜け出し、内にパス。相手がファンブルしたボールをNO8アマト・ファカタヴァ(1年)がキャッチし、そのままゲインしてトライ(10−12)。
その後、筑波大が相手陣で攻める時間が続くも、モールでのアクシデンタルオフサイドやスローフォーワードで得点をあげることができない。26分、再び、大東文化大が反撃に出る。NO8ファカタヴァがまたも抜けだし、フォローしたCTB戸室達貴(3年)が筑波大の日本代表WTB福岡堅樹(4年)のタックルをかわしてトライ(10−17)。前半は大東文化大が10−17とリードして折り返す。