25日(日本時間26日)ラグビー日本代表がメディア会見を行い、HO堀江翔太、PR具智元が登場した。サモア戦にむけた練習や、イングランド戦でのスクラム、2戦と3戦目でByeウィークを挟んだことでのチーム状況などの質問に答えた。
――練習でラインアウトの確認をしていましたね
堀江 ほぼ確認ですね。毎回、同じフォームで投げているか。自分の意識と行動と違うところもあるので、そのチェックをしながら投げていました。サモア代表にも大きな選手もたくさんいますし、スクラム同様(ラインアウトも)安定させないといけない。どの試合でも100%安定を目指していきたい。
――右膝の状態は? またコーチからどんな声をかけられていますか?
具 膝は順調で調子良くて、あまり気にならないくらいです。いつも(スクラムコーチの長谷川)慎さんにイングランド戦は強気で行けという言葉を掛けられていましたが、サモア戦も強気で自分から行けと言われています。
――イングランド戦で良かったスクラムの状態は
堀江 慎さんのやり方を中心に前3人がどうやってプレッシャーをかけるか。慎さんにはバックファイブの押し方を集中してくれと話していて、僕中心に具くんとガッキー(稲垣)と相手がどうプレッシャー来るかと話していて上手いこといきました。
――国内5連戦よりスクラムが良くなった原因は
堀江 僕はイングランドとやるのが初めてだったので、前回がどうかわからなかったが、僕らが行きすぎたらたぶん押されるし、向こうが仕掛けてきたら仕掛けるという感覚でした。仕掛けてきたらグッと耐えて向こうにプレッシャーをかけられた。お互いにいく・いかないを探り合いながらやっていた。
――サモア代表のスクラムは
堀江 大きなパックなので、そこの重たさは絶対あると思うので、重たさをどう消すかは前3人はそういうところ話し合いながら、(FW第1列の)選手によって組み方も癖も変わってくるので、相手の癖を話し合いながらやっていきたい。
――10日空いた影響は?
堀江 リカバリーに使えたので、僕も歳なので、助かっています。相手が決まるまで、イングランドもそうですが、決まってからこう来るからこういうこと注意してと具くんとガッキーと方向性を決めるという感じですね。
――イングランド代表でいいスクラムを組めたが
――スクラムのナレッジが上がっていると長谷川コーチが話していました?
堀江 慎さんが日本のスクラムのシステムを作って、相手がこうきたらこういう言葉で集中しようと、サンウルブズの時からワードを構築していった。今、何が起きているかを一つのワードでみんなが意識できるようになった。大きな変化だと思います。毎年アップグレードされている。ワードがたくさんあって細かいです。相手がこうするからこうしてとか、僕は前3人によく話をします。レフリーの判断もグレーな部分もあるので、やっていることが合っているかどうかも含めてコミュニケーションを取りながらやっている。
――サモア戦に向けて「Our Detail」「Our Mentality」がキーワードになっていると長谷川コーチが話をしていました。