サンウルブズ初戦は勝利ならずも大きな可能性を感じる試合となった | ラグビージャパン365

サンウルブズ初戦は勝利ならずも大きな可能性を感じる試合となった

2016/02/28

文●編集部


2016年2月27日、19,814名を飲み込んだ秩父宮ラグビー場で一つの歴史が刻まれた。今シーズンから世界最高峰のラグビーリーグ「スーパーラグビー」に今シーズンから参戦する日本チーム「ヒトコムサンウルブズ」の初戦・ライオンズ戦がキックオフされた。サンウルブズのメンバーは以下のとおり。23名中、2015年ワールドカップに出場した13名の代表選手が名を連ねた。初参戦ということもさることながら、チームがスタートしたのは2月。他のチームに比べ、準備期間はほとんどない中、どこまで試合ができるのか注目された。

堀江を先頭にサンウルブズのメンバーが入場

堀江を先頭にサンウルブズのメンバーが入場

「全員がゲームに対して気持ちを作ることができていた」(LO大野均)というように、サンウルブズは序盤からボールへの集中力を見せ、ライオンズのアタックに対してもしっかりとディフェンスし、ブレイクダウンでもFLリアキ・モリやNO8エドワード・カークなどがボールに絡みトライを許さない。すると6分、自陣10m手前でボールをターンオーバーすると、一気に敵陣22mへ。一旦、相手にボールを奪われるもCTB立川理道がボールキャリーに対してボールを叩き落とし、すぐさま取り返す。

ピシのPGでサンウルブズが先制

ピシのPGでサンウルブズが先制

SOトゥシ・ピシが相手の裏に転がしたボールはライオンズがインゴールで抑えドロップアウト。ライオンズのフリーキックでリスタート。すると、NO8エドワード・カークが見事なリターンで22m手前までボールを運ぶとSH日和佐篤が素早いボールさばきで相手のオフサイドを誘い、サンウルブズにアドバンテージが出される。22m付近でフェイズを重ねるも、ボールが停滞しアドバンテージが適用され、サンウルブズにPKが与えられる。ここで、確実にショットを選択しピシが冷静に決めてサンウルブズが3−0と先制する。

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