未来のサンウルブズのために・パナと東芝の選手たちも合流 | ラグビージャパン365

未来のサンウルブズのために・パナと東芝の選手たちも合流

2016/02/06

文●編集部


2月5日、スーパーラグビーに参戦するサンウルブズのメンバーのうち、LIXILCUPファイナルを戦った、パナソニックワイルドナイツと東芝ブレイブルーパスの選手たちがメディカルチェックを受け、ハメットHCとの個別面談を受けた。

「メンバーが集まらなかったらチームがなくなる。それは若い選手達にとって世界に入りにくくなってしまう」HO堀江翔太(パナソニック)

(キャプテンには決まった?)まだ。でも気持ちは準備しています。仮に別の人がキャプテンになっても、チームとしてリーダーグループは必要になってくるから。そういう役割はやっていくつもりです。

今日は自己紹介から入って、ラグビーの深い話はまだ。(ハメットHCは)選手と話をしてくれる感じだったので、コミュニーケーションしながらチームづくりできればいいかなと思います。自分ももう30歳ですし、ワールドカップからずっとやってきたので、体とメンタルをどう作っていくかという話をしました。そこでキツければ話をしてくれということだろうと思います。

(サンウルブズを選んだ理由とスーパーラグビー3年目の思いについて)ワールドカップの合宿中に、メンバーが集まらなかったらチームがなくなるよという話があって、それは凄く違うんじゃないかと思いました。日本協会が、手を上げて選手たちが来るだろうと、何も準備してこなかったということを明るみにするように一回無くしてしまってもいいんじゃないかという話もありました。
ただ、それをしてしまうと、SANZAR(南アフリカ共和国(SA)、ニュージーランド(NZ)、オーストラリア(AR)の3カ国で運営するラグビーの国際リーグ)に一生入れないと思ったので、それは若い子たちにとって世界に入りにくくなってしまう。中学生、高校生がサンウルブズ入りたいと思ってくれればいいかなと。そんなにうまくいかないし、辛いことの方が多いと思いますが次に繋がると思うんで。

個人的にも、チームをイチから作っていくなんて、そうそうないだろうし。いい経験になるかなと。3年目としてはこれまでいろいろな経験もしてきたので、話をできればと思います。(日本人同士の戦いについて楽しみ?)それは見ている人だけじゃないですかね。やっている方は一戦一戦必死に準備してチームとして戦っていくだけで精一杯だと思います。今は、ただライオンズとどう戦ってどう戦っていくかだけを考えていますね。

ストラテジー、ブレイクダウンのアタックやディフェンスなど色々と意見を出していきたいと思っています。ナショナルチームと違ってスーパーラグビーでは個々の力でやっているチームも多いので、自分たちはチームとしてやっていくということができればいいかなと。準備期間が少ないのでどこまでチームとしてまとまっていけるか。どのチームも一年目はうまくいかないので、いい試合ができるんじゃないかなと思いますが、戦略・戦術をみて自分たちにあっているのかどうか、それを覚えて選手たちに教えこめるか。選手一人一人の思いがチームづくりには大切なので。

 

「最後まで悩んだ。一番大きな要因は堀江さんいたから。あの人から学ぶべきことが多い。もう少し近くでプレーしたかった」PR稲垣啓太(パナソニック)

(ハメットHCについて)今日はじめてお会いしてミーティングをしましたけど、そんなに難しい話はしませんでした。今何が必要で、今どういう状況なのかと理解することが大事。君から意見はあるかとか、リーダーシップを買ってくれているようなので、25歳で若いけどリーダー性を期待していると言われました。(キャプテン?)それは無いと思いますが。そういう意味で自分もレベルアップできると思っています。

(サンウルブズ入団について)最後まで悩みました。一番大きな要因は、堀江(翔太)さんがいたからですね。あの人から学ぶべきことが多いので。もう少し近くでプレーをしたかったです。声もかけてくれました。このチームの一員となれたことを嬉しく思います。今日気持ちが入りました。準備期間が短い分、選手たちが考えて動かないと本当にチームとして機能しないと思います。例えばオフの期間でも、頭を働かせておかなければならないですし。そういったことを選手間どうしで言い合えないといけないと思いますね。スタッフ、コーチからもプレッシャーをかけてもらった方がいいという話をしました。

間違いなく厳しいシーズンになると思います。どのチームも一年目にうまくいっているチームはありませんし。土台を早く作り上げていかなければならないと思います。ラグビーをやっている期間は人生においてわずかしか無い。10年後、サンウルブズの試合を観に行った時に、サンウルブズが首位争いをしている、その礎を作ったのは自分たちだと言えるような土台づくりをしようという話をされて、先の事も考えているなと感じましたし、スタッフに対してもしっかり考えているみたいで、今は難しいことでなくシンプルに徹していくとも言ってましたし、選手間どうしでも言い合える環境を作っていくべきという話もしていました。

 

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