日本代表はワールドカップに向けた国内のウォームアップ試合第1戦、世界選抜戦に20−45で負けてしまいました。「本番はワールドカップ」。これはエディーが去年から言い続けていることなので、結果だけにこだわるのは違うと思いますが、やはり日本代表の負け試合を見るとストレスを感じます。
今回、日本代表は、ケガで戦列を離れていた選手がかなり戻ってきて、ベストに近い布陣を組めたと思います。はっきり言うと外国出身選手がたくさん入っていますが、彼らは資格があり、能力があって選ばれているんだし、日本国籍を取っている選手も多いわけだし、そのこと自体をネガティブにとらえる必要はないと思います。ただ、せっかく並べている外国出身選手の突破力を有効に活かせていないような印象を受けました。もちろん、あくまでこの試合を見ての感想ですが。
日本が目指しているアタックシェイプを軸とした戦術にはどういうメリットがあるのか、この連載では過去2回、そこを推理してきました。ただ、この日の世界選抜戦を見て感じたのは、「すでに海外は日本のアタックに慣れてしまったんじゃないかな」ということです。