サクラフィフティーンのブラックファーンズ戦、スコア以上の歴史的価値が。 ワールドカップでの活躍、そしてオーストラリアA・オールブラックスに臨む男子「Our Team」に期待! | ラグビージャパン365

サクラフィフティーンのブラックファーンズ戦、スコア以上の歴史的価値が。 ワールドカップでの活躍、そしてオーストラリアA・オールブラックスに臨む男子「Our Team」に期待!

2022/09/28

文●大西将太郎 構成●大友信彦


将太郎です。
24日はサクラフィフティーンとブラックファーンズのテストマッチをWOWOWで解説させていただきました。まず、この歴史的な日を迎えられたことを喜びたいと思います。イーデンパークで、男女を含めて初めて日本代表がテストマッチを戦った。この価値は計り知れない、本当に素晴らしいことです。選手・スタッフのみなさん、これまで女子ラグビーの歴史を築いてきたみなさんにお祝いと謝辞を捧げたいと思います。

完璧な相手と戦って通用した部分もあったサクラフィフティーン

ワールドカップまで2週間、これからも成長することを目指しサクラフィフティーンの挑戦は続く

ワールドカップまで2週間、これからも成長することを目指しサクラフィフティーンの挑戦は続く


試合は、結果を見れば12-95。ビッグマッチの緊張もあったと思うし、終始圧倒されたように見えるけれど、僕はポジティブに受け止めています。ブラックファーンズ側も、自国開催のワールドカップに向けて、これ以上ない準備を進めている。普段はセブンズでプレーしているトップ選手も加えたドリームチームを作って、周到な準備をして、ワールドカップ前の大事なウォームアップゲームと位置づけて臨んできた。そんな完璧な相手と戦って、通用した部分もあった。これは必ず、W杯初戦のカナダ戦に生きると思うし、活かさなければいけないと思う。

FL齊藤聖奈のトライ

FL齊藤聖奈のトライ


通用した部分をあげると、まずはアタックです。相手ゴール前に攻め込んだとき、日本らしいアタックができたときはNZのDFも揃わなくなり、いいトライが取れた。課題は、アタックのチャンネルがFW周辺にやや偏っていたこと。FWとBKとのバランスがもう少しとれてくればアタックのオプションも増えて得点機会が多くなるんじゃないかと思いました。今回は松田凜日選手をWTBで起用しましたが、外側にいるとどうしてもボールタッチが少なくなるし、ゲームに対して待ち気味になってしまう。相手のマークも厳しかったと思うけれど、バレバレでも松田凜日選手はFBに置いて、キーマンとして使っていったら面白いんじゃないかと思いました。

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