サンウルブズ1年目レビュー・感銘を受けたシャークス戦、最後の頑張り。 真価を問われる2年目へ、早期の始動を!―しょっさんの大好き海外ラグビーvol16 | ラグビージャパン365

サンウルブズ1年目レビュー・感銘を受けたシャークス戦、最後の頑張り。 真価を問われる2年目へ、早期の始動を!―しょっさんの大好き海外ラグビーvol16

2016/07/21

文●大西将太郎 構成●大友信彦


将太郎です。
サンウルブズの1年目のシーズンが終わりました。
最終戦は、シャークスを相手に29対40の敗戦でした。
この試合は、相手のシャークスはプレーオフ進出がかかっていて、絶対に勝ちたい。逆に言えば、勝ちさえすればいいという位置付けで、メンバーも少し先を見て若手を使ったチーム編成でした。そんな中途半端な要素のあったシャークスに対して、前半は19対21の2点差、後半も31分まで22対28の6点差で戦えた。22対40まで突き放されたあとも、最後まで攻め続けてトライを取れた。

サンウルブズの最後の頑張りには感銘を受けました。試合を通じて僅差で戦うことができた。取られたトライがあっさりしたものだったことは悔やまれますが、そこさえ我慢できていれば、勝てないこともないな、というところまでサンウルブズは来ている。ポジティブにとらえられる試合だったと思いました。

ダーバンのキングスパークは、JPピーターセンの本拠地ラストゲームということが大きかったでしょうね。JPは南アの中でも、常に一貫したプレーをする選手として評価されていて、この日も僅差に追い上げられた場面でも落ち着いていた。改めて、いい選手だなと思いましたね。トップリーグでも、対戦しているときは、何でこんなに落ち着いているんやろ? と嫌になったけど、味方にいたらホントにチームに安心感を与える選手だと思います。

来年以降はワイダースコットも想定したい。

ともあれ、サンウルブズは、開幕当初「1勝できるかどうか」と言われたチームだったことを思えば、選手たちは本当に頑張ったと思います。80分間やられっぱなしというゲームはほとんどなかった。結果的に大差になった試合も、ほとんどは期待を持たせる内容でした。もちろん、そこから勝ちきることが課題なのですが、そこまで互角に戦えたことは自信にしていいと思う。

プレミアムコラム

この記事の続きを読む。

購読手続をすると全ての内容をお楽しみいただけます。
メールアドレス
パスワード

記事検索

バックナンバー

メールアドレス
パスワード
ページのトップへ