こんにちは、将太郎です。
北半球最大のラグビーイベント、シックスネーションズが閉幕しました。
最後を飾ったのはイングランドvアイルランド。開幕前は、優勝をかけて全勝同士で対決すると予想していたのですが、予想外のイングランドの失速で、アイルランドの優勝が前節で決定。ちょっと、気抜けした試合になっちゃうのかな……という懸念もありましたが、そんな心配は不要でしたね。
その勝負に勝つことの意義。その重さを背負って戦っていることがよく分かる試合だった
イングランドとアイルランド両国国民の、絶対に負けられないというプライド。優勝がかかろうがかかるまいが関係ない、その試合に勝つことの意義。両チームとも、その重さを背負って戦っていることがよく見えました。アイルランドからすれば、イングランドに対する歴史的な敵対心もあるでしょうし、セントパトリックデーというアイルランドで一番大切な祝日に、宿敵イングランドと、トリプルクラウン&グランドスラムをかけて戦う……絶対に勝たなきゃ行けないという理由がいっぱいあった。
対するイングランドも、3連敗は許されないでしょうし、アイルランドには去年負けていて、アイルランドはその試合からずっと連勝を続けている。もともと因縁のカードなのに、特別な要素がたくさん加わっていた。
しかも、この日のトゥイッケナムの天気は雪。イングランドでは降雪の影響で中止になった試合もあったそうで、この試合もできるかどうか危ぶまれたようです。結局試合は行われましたが、ピッチの白線が雪で見えなくならないように青く引き直すなど、いつもとは違う雰囲気もありました。
観客席も、もっとアイルランドサポーターのエメラルドグリーンが多くなるかなと思ったけど、寒すぎてみんなダウンジャケットを脱げなかったみたいで、試合前の映像を見ると予想外に黒っぽかった。だけど、試合前のアンセムで「アイルランド・コール」が始まったときはものすごいアイルランド応援団の歌声がわき上がった。もちろんイングランドファンも、「ゴッド・セイブ・ザ・クイーン」でやり返す。最高の雰囲気でキックオフを迎えましたね。