力が拮抗した長所が似通ったチーム同士の素晴らしい戦い!東芝がヤマハより上回っていたこととは | ラグビージャパン365

力が拮抗した長所が似通ったチーム同士の素晴らしい戦い!東芝がヤマハより上回っていたこととは

2016/01/17

解説●後藤翔太 構成●大友信彦


16日は入試で大学構内のグラウンドが使えなかったこともあり、追手門学院大の女子選手たちを連れて花園ラグビー場へ。トップリーグ(TL)のプレーオフ準決勝をみんなで観戦してきました。ヤマハの選手も東芝の選手も、何人かが追手門の女子選手のことを覚えていてくれて、女子ラグビーもじわじわと認知されてきているんだなと実感しました。声をかけてくださったTL選手のみなさん、ありがとうございました。

ファーストスクラムが組まれたのは前半30分、ディシプリンの高いチーム同士の、とても引き締まった戦い

ヤマハと東芝のリクシルカップ準決勝は素晴らしい試合でした。非常にハイレベルな試合だったと思います。特に印象的だったのは、お互いにハンドリングなどの単純なエラーがほぼ皆無で、反則も少なかったこと。この試合のファーストスクラムが組まれたのは前半30分です。


それは、それまで、スクラムで再開されるようなつまらないミス、ノックオンやスローフォワードがなかったということであり、相手に小さなミスがあった場合はすぐさまカウンターアタックをかけて、アドバンテージが解消されるまで攻撃を継続させたことの現れです。この両チームは、TLの第1ステージで東芝がA組の、ヤマハがB組の、それぞれ反則数が最少だったチームなんですね。ディシプリンの高いチーム同士の、とても引き締まった戦いでした。

 

さて、互いにミスが少ないという状況で、レベルの高いチーム同士が戦いました。その結果、どういう現象が起きたでしょう? この試合は互いに、相手陣でのマイボールスクラムが少ない、相手陣でのマイボールアタックという機会が極端に少ない試合になりました。

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