特別編・選手17人で花園2回戦進出、東海大相模に食い下がった山形中央。 「感動した!」熱血解説の大西将太郎さんとオンライン交流会が実現 | ラグビージャパン365

特別編・選手17人で花園2回戦進出、東海大相模に食い下がった山形中央。 「感動した!」熱血解説の大西将太郎さんとオンライン交流会が実現

2021/02/19

文●大友信彦


トップリーグ開幕を控えた2月17日、ハートウォーミングなイベントが実現した。それは、本誌「しょっさんの 大好き海外ラグビー」でもおなじみの大西将太郎さんと、山形中央高ラグビー部のオンライン交流イベントだ。

「山形とは縁を感じていたんです」

この年末年始に大阪・花園ラグビー場で行われた第100回全国高校ラグビーで、大会出場63校で最も少ない登録メンバー17人で参加し、みごと初戦を突破した山形中央高校。2回戦では負傷者の関係でリザーブたった1人という状態ながら、強豪・東海大相模を相手に、ハーフタイム直前までリードを奪う見事な戦いをみせた。最後は7-50と点差をつけられたが、神奈川県大会決勝では全国優勝した桐蔭学園と2点差の勝負を演じた強敵に食い下がった戦いは、大会屈指の好ゲームだった。

その試合をJスポーツの中継で解説していたのが大西将太郎さんだった。大西さんはRJ365の大会レビューでも山形中央の頑張りについて「感動しました」と詳しく紹介。その解説を聞き、読んだ山形中央ラグビー部のOBからのリクエストを受けた大西さんが快諾して、選手たちとのオンライン交流イベントが実現したのだ。


「実は、山形とは縁を感じていたんです」と大西さんは言った。

「現役最後のシーズン(2014年)、豊田自動織機にいたときに、山形で試合をしているんです。あれは、山形では初めてのトップリーグの試合だと聞いた覚えがあるんです。自分の現役最後のシーズンに、トップリーグで初めての山形での試合があって、その試合に出場できた。そして今年、山形中央の試合を花園で解説できた。これもまた巡り合わせなんです。

解説する試合って自分では選べませんからね。だから僕自身、ちょっと運命的なものを感じて解説席に座ったんです。そうしたら、あんな素晴らしい試合を見せていただくことができた。しかも山形中央は前の年の花園で、報徳学園に162-5という大会記録となるスコアで負けていた。そこから出発して、1年後にはこんな素晴らしい試合をみせてくれた。感動しました。そこに、こういうお話を頂いたので、僕でお役に立てるのならと思って受けさせていただきました」


かくして、冬の暖かいイベントは実現した。
2月17日、午後5時過ぎ、大雪に見舞われている山形市。ラグビー部員たちが待つ山形中央高の教室と、大西さんがオンラインで繋がった。
(進行:大友信彦)


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