独自「実勢スタッツ」と個人成績で14節終了後を検証する | ラグビージャパン365

独自「実勢スタッツ」と個人成績で14節終了後を検証する

2022/04/29

文●大友信彦


リーグワンは第14節が終了。リーグ戦は残り2節となり、前節のサンゴリアスに続いてスピアーズとワイルドナイツがプレーオフ進出を果たした。一方で、7位のスティーラーズはプレーオフ進出が消滅すると同時に入れ替え戦回避も決まった。プレーオフ残り1枠を争うのは勝ち点44のブレイブルーパス、41のイーグルスとヴェルブリッツだ。

そして、個人記録、タイトル争いも山場を迎えてきた。
リーグワンの個人表彰項目はまだ正式に発表されていないが、少なくとも(名称はともかく)「トライ王」「得点王」は表彰される見込みだ。ということで、その2部門を見てみる。

トライ王争いはライリーが一歩抜け出した!

【トライランク】
1 ディラン・ライリー(埼玉ワイルドナイツ) 11T
2 テビタ・リー(東京サンゴリアス) 9T
2 イズラエル・フォラウ(シャイニングアークス浦安) 9T
2 竹山晃暉(埼玉ワイルドナイツ) 9T
5 ジョネ・ナイカブラ(ブレイブルーパス東京) 8T
5 アタアタ・モエアキオラ(神戸スティーラーズ) 8T
5 クワッガ・スミス(静岡ブルーレヴズ) 8T
8 マルコム・マークス(スピアーズ船橋・東京ベイ) 7T
8 アイザック・ルーカス(ブラックラムズ東京) 7T
8 谷口和洋(スピアーズ船橋・東京ベイ) 7T
8 ダミアン・マッケンジー(東京サンゴリアス) 7T


トライ王争いは前節トップに並んでいた4人から横浜戦で2Tをあげたライリーが抜け出した。10-12節の3試合はノートライに終わっていたが、13節の神戸戦、14節の横浜戦と2戦連続で2トライずつをあげて単独首位に躍り出た。ディフェンスの隙間からスパッと現れてあっという間にトライを取るプレースタイルのようなランキング大逆転だ。

実は前節のトライランクトップ10のうち、第14節でトライをあげたのはライリーのみ。それ以外の変化は圏外だったダミアン・マッケンジーが1Tをあげて8位タイに入ってきたことだけだ(フォラウは取り消しされた幻のトライがあった…それを言ったらダミアンもだが)。
残り2試合で首位ライリーと2位に並ぶ3人の差は2Tで、もう1T差にまた3人。さらに1T差に4人。2試合あれば4Tくらいあっという間に詰まる可能性はある。タイトルの行方はまったく分からない。
なお、リーグワンの表彰規定はまだ発表されていない。トップリーグ時代はリーグ戦のみを対象としていたが、プレーオフを含む数字で表彰する可能性もある。そうなるとますますわからなくなる……。


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