将太郎です。
まず、18日朝、近畿地方で発生した地震で被害に遭われたみなさまにお見舞いを申し上げます。僕は仕事で東京に滞在しており、地元・関西のことが心配です。余震の可能性もありますし、ご無事でも、割れたガラス等で手足を切るなどのケガをする可能性もあります。どうぞ、くれぐれもお気をつけください。
さて、週末は土曜日が福岡県太宰府市。 日曜は大分県別府市。 2日間に渡り、ラグビー教室を開催しました。地元の神戸で初めてテストマッチが開催されるときに神戸を離れて、試合の場にいられないのは複雑な気持ちでしたが、実際に行ってみると、たくさんの子供達の笑顔に癒された週末でした。 九州の皆様、関係者の皆様、ありがとうございました!
イタリアの修正能力、気候やグラウンドも含めた環境への対応能力の高さ
さて、その日本代表vsイタリア代表のテストマッチです。
映像は帰宅してからじっくりビデオで観戦しました。結果は残念でしたが、正直、試合を細かく確認しても、日本代表に「過信」とか「驕り」とかいった要素は感じられませんでした。それよりも感じたのはイタリアの修正能力、気候やグラウンドも含めた環境への対応能力の高さです。
ブレイクダウンへのサポート、ラックに入る選手のスピード、ディフェンスに広がるスピード……あらゆるスピードが速い。やはり第1戦で負けたことへの危機感が生み出したスピードだったんじゃないでしょうか。さすが、ヨーロッパの6カ国対抗で厳しい経験を積んできているだけのことはあるなと思いました。
日本は、メンバーを見ても、作戦を見ても、第1戦から大きく変えないことを選択しました。でもそれは当然だと思う。世界中のチーム、コーチを見ても、良い勝ち方をしたあとでメンバーを変えることはなかなかできないし、それはかえって悪い影響を与えてしまうことが多い。ワールドカップ本番なら違う発想があるかもしれませんが、チームを作っていく過程に置いては、結果を出した選手を厚遇するのは鉄則です。そこで次の結果を出せなかった選手が代えられるのは仕方ないし、本人も受け入れるしかない。