65,000人の後押しで熱戦になった日本vオールブラックス 敗れたものの、日本の進化が証明された80分だった | ラグビージャパン365

65,000人の後押しで熱戦になった日本vオールブラックス 敗れたものの、日本の進化が証明された80分だった

2022/10/31

文●大西将太郎 構成●大友信彦


将太郎です。
オールブラックス戦、国立競技場の65,188人の大観衆が見守る中で行われた熱戦、素晴らしい時間でしたね。

僕は当日は、茨城県にあるアサヒビールの工場のスーパードライミュージアムで行われたパブリックビューイングにお呼びいただき、来場のみなさんと一緒に、ビールを飲みながら盛り上がって観戦しました。

もちろん僕も現場で観戦したい気持ちもありましたが、ワールドカップのあと、なかなかできなかった大勢集まって観戦するイベントも復活してきたのはうれしいことです。東京では歴代の日本代表選手が大勢集まったパブリックビューイングが行われたり、全国各地でイベントが行われたのは本当に嬉しいことです。

しかし、国立競技場でチケットが完売。65,000人を超える大観衆が集まってくれたのは本当に嬉しいこと。日本代表の価値が高くなってきたことに感激すると同時に、やはり日本でのオールブラックスの人気はスゴいな、ブランド価値が高いなとも思いました。


さて、そのテストマッチですが、オールブラックスのメンバー構成について、いろいろな言い方をする人がいるようですが、これはテストマッチ以外の何ものでもないです。来日したのに出場しなかった主力選手がいるじゃないかという声もあるかもしれませんが、相手の側にも選手の出場時間をどう配分するかという事情もある。オールブラックスとして組んできたチームなのですから、この接戦は日本代表の強さが証明された試合だったといっていいでしょう。

試合全般の印象としては、日本にとってはオーストラリアAとの3試合が生きたな、と思いました。オーストラリアAとの3試合では、ディフェンスで良い部分と悪い部分の両方が出た。コネクションが繋がっている間はいいディフェンスができるけれど、それが切れてしまう時間帯があった。でもそれを通じて、どんなときにコネクションが切れてしまうのか、どこを意識したら修正できるかを学ぶことができた。その結果、オールブラックス戦では終始一貫したディフェンスのコネクションを保つことができた。オールブラックスには5Tを奪われましたが、トライを奪われてもディフェンスは大崩れしなかった。

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