サモア戦は、追手門学院大の女子選手たちと一緒に、和歌山国体の選手宿舎でテレビ観戦しました。女子選手たちもものすごい盛り上がりでした。選手たちも僕も、本当に感動しました。僕の周りでも、あるいはテレビの中でも、ものすごくラグビーが盛り上がっています。僕たちはこれまで、いろいろなところでラグビーの面白さ、楽しさ、素晴らしさをアピールしてきたつもりですが、やはりワールドカップという真剣勝負の場で日本代表が勝つことは、何ものにも代えがたい効果がありますね。
サモアのアタックには淡泊な印象を受けた
スコアは日本の圧勝でした。
この試合のポイントは、ジャパンがどう戦ったのかもさることながら、サモアがどう戦ったのか、にあると思いました。サモアが日本に対して意識過剰になって、ナーバスになって戦ったんじゃないかということです。
試合に臨むに当たっては、2つの考え方があります。1つは「自分たちの強みを出すこと」で、もう1つが「相手の強みを消すこと」です。どちらを取るにしろ、試合には勝てばいいのですが、実際にはこの2つの要素をバランス良く組み合わせることが大切です。
僕の印象では、サモアが日本の攻撃に対応しようと考えすぎたように見えました。