ジョージクルーズ「まるでおとぎ話のような結末で現役を終えることができた」 | ラグビージャパン365

ジョージクルーズ「まるでおとぎ話のような結末で現役を終えることができた」

2022/05/30

文●編集部


元イングランド代表でサラセンズでも活躍したワイルドナイツのジョージ・クルーズが、今日の試合をもってプロラグビー選手としてのキャリアを終えた。

今シーズン、14試合中、11試合に出場。チームではラインアウトのディフェンスリーダーとして役割を果たした。今日の決勝戦でも完璧なディフェンスで相手に攻撃の勢いを与えさせなかった。

試合を終え、ジョージがサラセンズのファンへのメッセージ、そして、最後の試合を終えた気持ちを話した。(今回はサラセンズのファンに向けて原文も合わせてお送りします)

――まず、今の気持ちは?


すごくハッピーです。誰もがこんなおとぎ話のような結末で自分のキャリアを終えられるわけではないのに、今日の僕はそれができました。だから、僕にこのような特別な瞬間を与えてくれた全ての選手たち、そしてファンに本当に感謝したいし、今夜は旨いビールを呑みたいと思う。そしてこの2年間がどんなに素晴らしいものであったか祝いたいと思います。



――本音を言うとサラセンズのファンとしては、もう一度戻ってきてプレーしてくれることを願っていましたが。


自分でもイングランドに帰って、サラセンズで引退するつもりでした。だけど、オフフィールドでの「fourfive(サラセンズの同僚でトヨタでもプレーした元ウェールズ代表LOドミニク・デイと創業した健康食品販売業)」のビジネスが軌道に乗ってきていることもあり、今はそれをラグビーのキャリアと同じように成功させたい。

――2年間でまた新たに2つのトロフィーを手にしました。


さっきも言ったけど、誰しもがそのような特権を得られるわけではありません。ただ、ご存知の通り、僕たちはそのために信じられないほどの努力をしてきました。本当に素晴らしい選手たちとコーチングスタッフの揃ったチームで、その特権を享受するに値するチームだと僕は思います。でも、さっきも言ったけど、それでも誰もがおとぎ話のような結末を迎えられるわけではないんです。だから本当に感謝しているし、自分のキャリアを振り返ってもすごく幸せだったなと感じることができます。


――選手としてではなくても、また日本にきますか。


もちろんです!もうすでに日本にはたくさんの友人も出来たし、次は旅を楽しみたいです。それと、また日本に戻ってきたときは、きっといい仕事もできると思いますよ。


――サラセンズのファンにもメッセージをお願いできますか。


サラセンズとワイルドナイツ、僕は2つの素晴らしいクラブで過ごすことに恵まれました。ラグビー人生の大半をサラセンズで過ごしてきたので、今でも自分がその一員であるような気持ちを持っています。だから、また違った形になるとは思うんですけど、ノースロンドンに戻っても、ずっとクラブをサポートするつもりです。

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