チャレンジャー2021 青木恵斗(帝京大1年) | ラグビージャパン365

チャレンジャー2021 青木恵斗(帝京大1年)

2021/08/24

文●大友信彦


「今日の試合は自分自身、何もしていなかった。チームのために何もできないくやしさと、高2以来負けを経験していなかった自分が、大学生になって初めて負けを味わった悔しさで、複雑な思いです」

早大戦を終えた帝京大のルーキー青木恵斗は神妙な声で話した。

8月22日、菅平で行われた早大との練習試合。桐蔭学園で高2の春、夏、冬、高3の冬と、栄光をほしいままにし、将来を嘱望される大型FWは、この早大戦に6番FLで先発出場。しかし、本人が振り返るように、得意なはずのボールキャリーを見せる場面もほとんどなかった。

公式戦で敗れたのは、出場していなかった高1の花園が最後。つまり高校時代に自分が出場した公式戦は全勝だった。


「夏の練習試合は、高2と高3で1敗ずつしているんですが、それはそこまで懸ける思いのある試合じゃなかったんです。でも今日は、早稲田戦ということで、勝ちたい気持ちを強く持って臨んだ試合だったのに負けてしまった。自分の力のなさを実感させられました」


悔しさをよりかき立てられるのは、桐蔭学園の同期であり、FWの2枚看板として競い合った相棒でありライバルの佐藤健次と、中学時代以来となる敵味方に分かれての対戦に敗れたことだ。


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