桑井亜乃・イングランドレフリー留学近況レポート「1日6試合吹いてます。いい経験を積めている。本当に感謝の毎日。結果を出すことが私の使命」 | ラグビージャパン365

桑井亜乃・イングランドレフリー留学近況レポート「1日6試合吹いてます。いい経験を積めている。本当に感謝の毎日。結果を出すことが私の使命」

2022/06/23

文●大友信彦


2016年リオ五輪では日本女子の五輪最初のトライをあげた。

北海道の大地で育ったスケールの大きなプレー。サクラセブンズのパワーハウスとして活躍した桑井亜乃さんは昨年8月末に現役引退を発表し、レフリーへ転身。24年パリ五輪にレフリーとして出場することを次のターゲットに据えた。(詳しくは こちらの記事を参照)。ラグビージャパン365では6月21日、現在イングランドにレフリー留学している亜乃さんにオンラインでトークライブ兼公開インタビューを実施。レフリー修行の現況を伺った。本誌ではその様子を採録でお届けする。


――イングランド入りして1カ月ちょっとですね。ではこれまで何大会くらいレフリーをされたのですか。


5月10日にこちらにきて、こちらのセブンズのシリーズ(スーパーセブンズUK)が4大会のうち3大会ありました。それとオランダのアムステルダム・セブンズにも行かせてもらったので、これまで4大会を吹かせていただきました。

提供:桑井亜乃

提供:桑井亜乃



――ひとつの大会では何試合くらい担当するのですか。


最初の大会は3試合でした。まだお試しというか、どれだけできるか分からないし……という感じだったと思います。でも、その大会でそこそこやれると評価していただけたのか、次の大会からは増えて、2大会目と3大会目は6試合ずつ吹かせていただきました。


――大会は2日間ですか。


アムステルダム大会は2日間でしたが、こちらのシリーズはワンデー大会です。

アムステルダム大会で

アムステルダム大会で



――1日で6試合はキツそうですね。


そうですね。試合のあとは念入りにケアするのですが、試合を重ねた最後の方は、ダメージが残ってるな、と感じながら吹くときもありました。でも疲労は翌日以降にドッとくるので、私は1日で6試合の方がまだラクというか。2日で6試合を吹いたアムステルダムのほうがしんどかったかな。

――アムステルダムの大会は国際大会ですね。


はい。ワールドシリーズには入っていませんが、伝統ある大会で、6面くらいグラウンドがあって、男子も女子もエリートからソーシャルまでいろんなグレードの試合が並行して行われています。私は1日目が男子を3試合、2日目は男子1試合と女子2試合を吹いたのですが、グラウンドごとにレフリーコーチの方がいて、毎回違うコーチからレビューしてもらえました。いろんなコーチに見ていただいた結果として、女子の決勝を吹かせてもらえることになりました。

スーパーセブンズUKで

スーパーセブンズUKで

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