ワールドカップ史上、最高の勝率を誇る南アフリカを相手に、80分間精神面だけでなくプレーする姿でもチームを牽引した唯一無二の存在であるリーチ マイケルキャプテン。歴史的勝利について喜びはしたがそこに満足している姿はなかった。4年間積み上げてきたもののゴールはあくまでも「ベスト8に入ること」。信頼する指揮官であるエディー・ジョーンズヘッドコーチ同様、まだ序章にすぎない。その冷静なコメントを紹介する。
――後半最後の場面で相手がショットを選択したことについて
リーチ モールではなかったので、焦っていたのがわかった。無理して外まで回していたので。日本がショットじゃなくてスクラム選んだのは相手が一人少ない(*直前のプレーでシンビンだった)のと、僕が勝ちに行きたかった。FWもその気持ちがあったと思う。
――スクラム組んで、そこからトライととったことについて
リーチ 朝、エディーとショットの話していて、思うようにやればいいとエディーに言われていたのでそうしました。今まででやってきたことを信じて出せた。あと荒木さん(メンタルトレーナー)からこの一週間、プレッシャーに対応する方法などを学んですごく良かった。チームに安定感が出ました。