W杯決勝みたいな緊迫感だったイングランドvウェールズ シックスネーションズの魅力とともに、成熟度、層の厚さを証明した80分だった | ラグビージャパン365

W杯決勝みたいな緊迫感だったイングランドvウェールズ シックスネーションズの魅力とともに、成熟度、層の厚さを証明した80分だった

2019/02/27

文●大西将太郎 構成●大友信彦


将太郎です。ラグビーファンにとってはめちゃくちゃハードな、だけどめちゃくちゃ楽しい季節ですね。23日は僕は、昼間は秩父宮でサンウルブズの国内開幕戦ワラタス戦を生で観戦して、夜は都内のWOWOWのスタジオに入り、シックスネーションズのウェールズvイングランドを観戦・解説させていただきました、頭をアジャストさせるのは大変でもありますが、両方のトップレベルの試合をライブ感覚でチェックできることはシアワセですね。

今年1,2を争う注目カード・ウェールズvsイングランド

特に、ウェールズvイングランドは、今年のシックスネーションズでも1、2を争う注目カード。僕も試合前からワクワクして待っていましたが、本当に、期待に違わず素晴らしい試合でした。WOWOWの解説でも言わせていただきましたが、本当に、ワールドカップの決勝みたいな迫力、緊迫感、緊張感のある試合でした。観客も、75,000人以上入ったと聞きました。ウェールズとイングランドといえば、本当に昔から激しい戦いを繰り返してきたライバルですが、その伝統を背負った戦いの魅力をしっかり見せてくれたなと思います。

前半31分過ぎの、イングランドのターンオーバーからのアタックへの両チームの選手たちのリアクションの速さ、プレッシャーを受けながらボールを落とさずにつなぐ集中力とスキル……本当に、どう称賛したらいいかわからないくらいレベルの高い試合を見せてもらえたなと思います。

今年はワールドカップイヤーですし、互いに本当のスペシャルプレーのようなものは見せていなかったと思うけれど、その分、ゼネラルプレーに関しては互いの全てを出し切っていたと思う。その意味で、この両チームからは選手全員が80分間、フルにゲームに参加しているな、という印象を持ちました。両方のチームの全員の選手が、一瞬もスイッチを切っていない。状況の変化に間髪入れずに反応していた。素晴らしかったですね。

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