11月に7年間務めていたイングランド代表ヘッドコーチを解任されたエディー・ジョーンズ氏。12月中旬にはアドバイザーを務める東京サントリーサンゴリアスで若手中心に指導する姿もあった。そして12月24日(土)、日体大の健志台キャンパスで3年ぶりに対面によるコーチングセミナー「Ensemble RUGBY by Eddie Jones」を行い、実技指導も含めて日本の指導者やコーチングに興味のある学生に対して約5時間にわたり熱弁を振るった。そしてセミナーの後、エディー・ジョーンズさんは報道陣に対応した。

――イングランド代表のヘッドコーチを解任されました。今の心境は?
(来年の)ワールドカップまで行けなかったのは残念ですが、7年間(イングランド代表ヘッドコーチとして)、いい時間を過ごすことができて、成功することもできて、「次、何やろうか」と楽しみにしています!
――今回のコーチングセミナーの感想は?
すごくインタラクションが良かった! 人生もそうだと思うが、すべてが変わる。5年前 コーチングセッションをしたとき、自分が講義をすることが多かったが、よりインタラクティブで参加者の意見を聞くことができて、自分としてもすごく楽しめました。

――日本でコーチングセッションを続ける意味は?
恩返しですね。ラグビーというスポーツ、日本のラグビーに恩返しをしないといけないと思っています。若いコーチ、選手に教えていく、学ぶきっかけを提供することが恩返しになると思っています。
――5年前より日本の大学生のレベルは上がっている?
2015年ワールドカップの日本代表は、特にS&Cのマインドセットところの焦点にあてて、準備したことで結果が出ることが証明されました。フィジカル面でいうと大学生はすごくよくなっている。若い選手は願望を持っている選手が増えたと思います。(日本代表のワールドカップでの活躍で)世界のステージでそういったことが可能、達成できることが見えたからだと思います。