サクラセブンズ・プロファイル2017−昇格大会・北九州セブンズへ vol.1 バティヴァカロロ・ライチェル海遥(みよ) | ラグビージャパン365

サクラセブンズ・プロファイル2017−昇格大会・北九州セブンズへ vol.1 バティヴァカロロ・ライチェル海遥(みよ)

2017/03/28

文●大友信彦


3月の福島・いわき合宿。ゴムまりのようにバネの利いた走りがサクラセブンズに帰ってきた。

「リオ五輪を見ていたときは、正直言うと自分も出たかった。まず肩を治して、100%で戦える力をつけよう。そう考えたから、リハビリも苦になりませんでした。」

「高3の9月に、初めてサクラセブンズに入った大会で肩をケガしちゃって。大学に入ってから手術をして、去年の秋に復帰したんです」


高校2年のとき、関東選抜でサニックス・ワールドユース女子の部優勝、アジアユース五輪優勝を飾り、U18日本代表では15人制で香港代表に快勝。高3の5月には15人制サクラフィフティーンにデビュー。順調にステップアップを果たしてきたライチェル。7月には日本選抜の一員で北海道セブンズに出場。

目指してきたリオ五輪まで1年、ターゲットを視界に捉えたと思ったが、初めてサクラセブンズ入りした高3の2015年9月、アジア女子セブンズシリーズ第1戦で中国大会で肩を脱臼してしまった。

リハビリで一旦は復帰し、翌年2月のワールドシリーズアメリカ大会に出場するが……不完全な状態では、世界の激戦を戦うサクラセブンズの代表争いを勝ち抜くのは困難だった。ライチェルは立正大に入学した昨年5月、リオ五輪を目前にして思い切って肩を手術。そして、その後のリハビリで、世界と戦うための体を作り直した。

 

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