女子ラグビー・最新情報2020(2)シーズン再開が待てない…選手の移籍情報をチェック | ラグビージャパン365

女子ラグビー・最新情報2020(2)シーズン再開が待てない…選手の移籍情報をチェック

2020/06/30

文●大友信彦


カレンダーを見ると、この週末は太陽生命ウィメンズセブンズシリーズ2020の最終第4戦、鈴鹿大会が開かれているはずだった。東京、静岡、秋田、鈴鹿の4戦を戦って、それぞれのチームはどんな成長を果たしていただろうか……と想像すると切なくなるが、ちょっと待て、新年度の各チームの陣容も、把握できていないことに改めて気付いた。
とはいえ、まだなかなか直接取材は難しい時期だ。そこで、各チームのHPを訪ねたり、問い合わせるなりして、各チームの戦力情報を調査してみた。まだまだ不完全だが、把握できた情報をお届けしよう。

第2弾は、トップチームに挑む3チームの情報をお届けする。

東京山九フェニックス(昨年総合4位)

RKUグレースの中心選手であった鹿尾みなみが移籍

RKUグレースの中心選手であった鹿尾みなみが移籍

昨年総合4位だった東京山九フェニックスには、昨年のサクラフィフティーンオーストラリア遠征メンバーのCTB鹿尾みなみが、今春筑波大を卒業、就職したのを機にRKU龍ケ崎グレースから移籍した。就職先はトップリーグのクボタスピアーズを運営するクボタだ。昨年のU18花園女子15人制で西軍主将を務めたFL長利奈々は神奈川県、コベルコカップ中国代表のSO高橋李実は千葉県から、ともに石見智翠館に国内留学していたが、卒業進学を機に、先輩の佐藤優奈、原わか花らを追ってフェニックスに加わった。

チームキャプテンは辰巳千亜希、バイスキャプテンは塩崎優衣。チーム最古参の一人だった横尾千里は、サクラセブンズのチームメイト、中村知春(前アルカス熊谷)とともにナナイロプリズム福岡の設立に参加のためチームを離れ、上運天(旧姓・加藤)あかりは引退。チームは若返りが進みそうだ。

FL長利奈々(石見智翠館)は先輩の原わか花らを追ってフェニックスへ新規加入

FL長利奈々(石見智翠館)は先輩の原わか花らを追ってフェニックスへ新規加入

太陽生命ウィメンズセブンズシリーズ2019・注目選手プロファイル(東京山九フェニックス)

横浜TKM(昨年総合5位)

大型補強を果たしたのが昨年総合5位の横浜TKMだ。日体大からNo8永井彩乃、BK片山菫が戸塚共立グループへ就職。サクラフィフティーンで昨季の15人制全国選手権でグレースを主将として初優勝に導いたNo8鈴木彩夏が流通経大を卒業し、東京・丸の内の三菱地所プロパティマネジメントへの就職を機に加入。追手門学院大昨季主将の阪本結花がNTTファシリティーズに就職して参加と、即戦力の大卒新人がずらり4人。

WTB角川穂乃花(群馬プライムス/大泉)

WTB角川穂乃花(群馬プライムス/大泉)

高卒は昨年のU18花園女子15人制に出場したWTB角川穂乃花(群馬プライムス/大泉)、FB大貫愛友(関東学院六浦)、コベルコカップ2019北信越代表のFL星萌恵(開志国際)さらにセブンズフィジー代表のFWジョワナ・サウト(22)、同じくフィジーでタッチラグビー経験を持つBKアテカ・レイヤモ(19)、昨季は東京山九フェニックスでプレーしていたレベッカ・カースティン(24)。総勢10人という大量の新人を迎えた。キャプテンは5年目の濱辺梨帆が務める。創部メンバーの一人、ユーティリティBK横山里菜子は昨季で退団した(注:横山選手は「引退」ではなく「退団」でした。移籍については次回で掲載します)

セブンズシーズンは試合をするチャンスがないまま終了したが、15人制の得意な選手も多いだけに、単独チームでの参加可否がどうあれ15人制シーズンのパフォーマンスが楽しみだ。


太陽生命ウィメンズセブンズシリーズ2019・注目選手プロファイル(YOKOHAMA TKM)

RKU龍ケ崎グレース(昨年総合6位)

昨年の太陽生命シリーズではTKMと同じ勝ち点47、全大会の得失点差で下回ったが、チーム過去最高の総合6位に食い込んだのがRKU龍ケ崎グレース。15人制では全国選手権で横河武蔵野アルテミスターズと引き分け両者優勝という形で初の日本一に輝いた。

瀧谷のどか(青森商/弘前サクラオーバルズ)が新加入

瀧谷のどか(青森商/弘前サクラオーバルズ)が新加入

新人は昨年のU18花園女子15人制に東北選抜のLOで出場した瀧谷のどか(青森商/弘前サクラオーバルズ)、コベルコカップに九州で出場したPR/LO鎌田梨音(鹿児島女子/鹿児島工)、中国で出場した高佐有希(石見智翠館)、東海で出場した星静(名古屋レディース/名古屋大教育学部附高)、ルーパスルーブカップ2018に埼玉・東京・山梨合同で出場したFL金子茉樹(東京女子/大東一)の4人が加わった。
新年度のキャプテンはFL須田澪奈(4年・明和県央)、バイスキャプテンは幅野真子(4年・三本木農)。分析:内海春菜子(3年・国学院栃木)、BKリーダー大塚朱紗(3年・石見智翠館)、FWリーダー北野和子(3年・神戸甲北)が支える体制で、15人制「連覇」と初の単独Vを目指す。

女子日本一は、アルテミスターズとグレースの両チームに。

第1弾はこちら

大友信彦
(おおとものぶひこ)

1962年宮城県気仙沼市生まれ。気仙沼高校から早稲田大学第二文学部卒業。1985年からフリーランスのスポーツライターとして『Sports Graphic Number』(文藝春秋)で活動。’87年からは東京中日スポーツのラグビー記事も担当し、ラグビーマガジンなどにも執筆。

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