細木康太郎(桐蔭学園・PR)  どれだけタックルを浴びても前に出続けた 強靱な3番を支えた思いとは | Rugby Japan 365

細木康太郎(桐蔭学園・PR)  どれだけタックルを浴びても前に出続けた 強靱な3番を支えた思いとは

2018/01/07

文●大友信彦


細木康太郎は、チームメートの列から離れ、とぼとぼと歩いていた。
高校大会準決勝は、5点を追う桐蔭学園が、ロスタイムに入って8分間、64フェイズに及んだ猛攻の末、ゴールラインまであと1mの地点で橋元レフェリーから、ノットリリースザボールの判定が下った。

立ち上がって、整列するチームメイトのもとへ戻ろうとする足取りは、ピッチに立つ両チームの30人、いや、両チームのベンチ入りメンバー50人の中で最も重く見えた。

それも当然だろう。
最後の64フェイズに及んだ猛攻だけではない。この日の桐蔭学園は、ひたすら体をぶつけ続けた。手許のカウントでは、前半だけで、20フェイズを越える長い攻撃が2回。後半も7次、7次、11次、9次、8次。コンタクトの大半は、背番号1、2、3のフロントロートリオが担っていた。
中でも、最も多く体を張っていたのが背番号3の細木だった。

準々決勝の京都成章戦では、ゴール前の猛烈な前進力で3トライを決め、序盤の劣勢を取り返し、勝利へ導いた。昨年4月の選抜大会では6試合でチーム最多の7トライをスコアした。ゴール前まで行けば、間違いなくトライを決めてくれる。細木という切り札の存在が、桐蔭学園の悲願の単独優勝へのパスポートだった。

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