関東U18女子・ドリームセブン、第1回ルーパスルーヴカップが開催・ホストチームのブレイブルーヴが優勝 | Rugby Japan 365

関東U18女子・ドリームセブン、第1回ルーパスルーヴカップが開催・ホストチームのブレイブルーヴが優勝

2018/03/27

文●大友信彦


3月24-25日の2日間、東京都府中市の東芝グラウンドで、第1回ルーパス・ルーヴカップ・関東U18女子セブンズ大会が開催された。

1位・ブレイブルーヴの安尾琴乃(右)と2位・千葉ペガサスの高木萌結(左)両エースのマッチアップは見応えがあった

1位・ブレイブルーヴの安尾琴乃(右)と2位・千葉ペガサスの高木萌結(左)両エースのマッチアップは見応えがあった

この大会は、2016年10月に設立された女子クラブチーム「ブレイブルーヴ」が、ジュニア選手の実戦の機会を増やすことを意図して企画した。会場は東芝グラウンド。

昨年まで行われていた高校選抜女子セブンズが今季、なくなったため、4月下旬のサニックスワールドユースに出場するチームを決める「関東代表推薦チーム決定戦」という意味合いも含まれていた。



大会には9チームが参加。
初日は3組に分かれてプール戦を行い、2日目に、各組1位が総当たりの決勝リーグを、各組2位、3位は、それぞれ同順位の順位決定リーグを行った。

プール戦の結果は以下の通り。


【A組】
1位 ブレイブルーヴ 2勝
2位 大泉高校 1勝1敗
3位 東北選抜 2敗


【B組】
1位 千葉ペガサス 2勝
2位 北信越選抜 1勝1敗
3位 埼玉県選抜 2敗


【C組】
1位 茨城県選抜 2勝
2位 関東合同 1敗1分
3位 栃木ストロベリーズ 1敗1分



順位決定リーグ


【1〜3位リーグ】
1位 ブレイブルーヴ 2勝
2位 千葉ペガサス 1勝1敗
3位 茨城県選抜 2敗


【4-5位リーグ】
4位 北信越選抜 2勝
5位 大泉高校 1勝1敗
6位 関東合同 2敗


【7-9位リーグ】
7位 栃木ストロベリーズ 1勝1分
8位 埼玉県選抜 1勝1分
9位 東北選抜 2敗




MVPの安尾には、表彰式でプレゼンターのリオ五輪男子セブンズ日本代表イケメンBK豊島翔平から副賞の「松阪牛」が贈られた

MVPの安尾には、表彰式でプレゼンターのリオ五輪男子セブンズ日本代表イケメンBK豊島翔平から副賞の「松阪牛」が贈られた

第1回大会はホストチームのブレイブルーヴが優勝した。
MVPには、ブレイブルーヴの主将、安尾琴乃が選ばれた。


女子高校生ラグビー選手といえば、ワールドカップで活躍、世界のドリームチームに選ばれた津久井萌(千葉ペガサス/東農大二高)、サクラフィフティーン入りした小西想羅(国学院栃木高)や加藤幸子(名古屋レディース/中部大春日丘高)、セブンズワールドシリーズ、太陽生命シリーズで活躍する平野優芽(ラガールセブン/東亜学園高)や田中笑伊(国学院栃木高)、ピート染谷瑛海(千葉ペガサス/我孫子高)、原わか花(石見智翠館高)ら、現在の3年生にはビッグネームがズラリと並ぶが、この学年はごっそり卒業。しかし、新年度も魅力的な選手がたくさん躍動した。


RUGBYJAPAN365では、大会で印象的な活躍をみせた選手をドリームセブンとして選出した。

 

ドリームセブン・BK 安尾琴乃 ブレイブルーヴ 都立石神井高1年

156センチ 60キロ
前に出ながらゲームをリードするアグレッシブな司令塔としてブレイブルーヴを優勝に導いた。決勝ラウンドの千葉ペガサス戦では前半ロスタイムに先制トライ、後半3分にはディフェンスの分厚い中を突き進み、相手を集めておいて、CTB武藤玲子のトライをセットアップ。茨城選抜戦でも先制トライをあげ、前半ロスタイムにもグイグイ前に出て武藤のトライにつなげた。松田努監督は「リーダーとして絶対的な信頼感がある」と絶賛。大会MVPを受賞した。昭島ラグビースクール出身。2016年太陽生命カップ全国中学生大会に優勝した東京都スクール選抜メンバー。

 

ドリームセブン・BK 高木萌結 千葉ペガサス 法政二高2年

161センチ 57キロ
視野の広さ。ランニングスキルとパス、キックのスキルと判断力を併せ持つペガサスの司令塔。ブレイブルーヴには敗れたが、センスの良いサポートでボールを持ち、鋭いステップからたびたびビッグゲイン。ユース五輪日本代表の実力と存在感を発揮した。MVPのブレイブルーヴ・安尾は「もゆさんはいつも冷静でスキルが高くて判断力がすごい。少しでも近づきたい」と絶賛。横浜ラグビースクール、ラガールセブンジュニアを経て千葉ペガサス。

 

ドリームセブン・BK 武藤玲子 ブレイブルーヴ 都立駒込高1年

167センチ57キロ
恵まれたサイズで、懐の深さ、前の見える視野の広さが光る大型BK。「もともとセンスがある子だったけど、激しいプレーもできるようになった」と松田監督。決勝ラウンドの千葉ペガサス戦では後半3分にSO安尾の前進したラックからボールを持ちだし60m独走トライ。茨城選抜戦でもタイミングのいい効果的な2トライをあげた。2016年太陽生命カップ全国中学生大会に優勝した東京都スクール選抜メンバー。

 

ドリームセブン・BK 増田結 千葉ペガサス 千葉県立我孫子高2年

163センチ54キロ
千葉ペガサスの主将としてチームを引っ張り、WTBとして思い切ったランで2日間4試合すべてでトライを量産。プール戦の埼玉選抜戦では3トライのハットトリック。決勝ラウンドのブレイブルーヴ戦の後半5分、自陣からループのムーブで抜けた高橋沙羅と鮮やかなシザースを決めたトライは流れを呼び戻す、この日のベストトライのひとつだった。

 

ドリームセブン・FW 小沼優花 茨城選抜 清真学園高2年

168センチ67キロ
大きなストライドが生み出す伸びのある走りが魅力。決勝ラウンドのブレイブルーヴ戦では2度にわたって自陣から約60mの独走トライを決めた。優勝候補の双璧とみられたブレイブルーヴ、千葉ペガサスから、ともに一時リードを奪うなど、「2強独走」という下馬評を覆す健闘をみせた茨城県選抜のスケール大きなフィニッシャー。将来が楽しみな大器だ。

 

ドリームセブン・FW 春山瑠梨花 栃木ストロベリーズ 佐野高2年

FW 春山瑠梨花 栃木ストロベリーズ 佐野高2年
152センチ70キロ
タックルされても起き上がってトライを決める。自分の突進でPKを得て、仲間に「もう1回行く?」と聞かれ「うん」と答えてまた突進。大会2日目の東北選抜戦で豪快きわまりない2トライを決めた。小学校時代からドッジボールに打ち込み、中学ではバレー部に在籍しながらドッジボール日本代表で世界大会優勝も経験したという。パワー、突進、コンタクトが魅力のパワフル娘だ。

 

ドリームセブン・FW 神田萌花 ブレイブルーヴ 駒澤大付属校1年

155センチ55キロ
低い姿勢のランニングフォームから鋭いステップを切り、相手タックラーを鮮やかにかわす。プール戦の大泉戦では4トライの大爆発。優勝を決めた茨城県選抜戦でもラックサイドの鋭い出足で2トライを決めた。2016年太陽生命カップ全国中学生大会では東京都スクール選抜をキャプテンとして優勝に導いた。世田谷ラグビースクール、ラガールセブンジュニアを経てブレイブルーヴに参加。

 

GALLARY

優勝したブレイブルーヴ

優勝したブレイブルーヴ

 

2位の千葉ペガサス

2位の千葉ペガサス

 

3位の茨城県選抜

3位の茨城県選抜

 

参加9チームの選手全員集合!

参加9チームの選手全員集合!

 

大友信彦
(おおとものぶひこ)

1962年宮城県気仙沼市生まれ。気仙沼高校から早稲田大学第二文学部卒業。1985年からフリーランスのスポーツライターとして『Sports Graphic Number』(文藝春秋)で活動。’87年からは東京中日スポーツのラグビー記事も担当し、ラグビーマガジンなどにも執筆。

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