「14人で守りきり神戸のラグビーでトライへ」勝敗を分けたトランジション―SH日和佐篤 | ラグビージャパン365

「14人で守りきり神戸のラグビーでトライへ」勝敗を分けたトランジション―SH日和佐篤

2020/01/27

文●編集部


26日、神戸製鋼コベルコスティーラーズはサントリーサンゴリアスとの大一番に臨み35-29で昨年のファイナル、カップ戦に続き勝利を収めた。勝利のポイントはいくつかあるが、ダン・カーターとハーフ団を組んでいるSH日和佐篤のディフェンスからアタックに転じた時の速い球さばきは、相手を翻弄し、神戸のラグビーへ昇華させスコアにつなげていった。

サントリー・CTB梶村祐介が左サイドゴール前までアタックをかけるが凌ぐ神戸ディフェンス

サントリー・CTB梶村祐介が左サイドゴール前までアタックをかけるが凌ぐ神戸ディフェンス

後半12分、PR山下裕史がシンビンで一時的退場。14人となった神戸製鋼は大きなピンチを迎える。自陣ゴール前のサントリーボールスクラム。そこからディフェンスの時間帯が続くが、14分、自陣22m外側でボールを奪うと、神戸製鋼が攻撃に転ずる。

ラックサイドで時間をかけずボールを出す日和佐。2つFWで当てて、SOダン・カーターへパス。速い展開にサントリーディフェンスは整わず、ミスマッチ。カーターの前にはPRが1枚。右から左に流れるLOが1枚。カーターは瞬間的判断で内にステップを切り左から右へ切れ込みギャップに入り込む。

カーターがラファエレへパス。

カーターがラファエレへパス。

 

ラファエレから日和佐へノールック背面パス

ラファエレから日和佐へノールック背面パス

ハーフウェイを越え、ラファエレへパス。ラファエレはすぐさま背面パスで日和佐へ。日和佐からさらにLOレタリックへ繋がれ敵陣22mへ。ゴールまで10m。FB山中亮平、HO有田隆平、PR中島イシレリと押し込む。サントリーも外国人選手を揃えた強烈FWで押し返す。

レタリックが22m内側へ切れ込む

レタリックが22m内側へ切れ込む

 

ラックサイドで神戸製鋼にアドバンテージが出され、神戸が優位な状況となり、ボールはCTBリチャード・バックマン。バックマンがDFを引きずりながらトライ。1人少ない状況で神戸製鋼が貴重なトライを決めた。

バックマン、ゴール中央へトライ。

バックマン、ゴール中央へトライ。

 

日和佐篤


「一人少ない状況でもいいディフェンスができた。やることはかわらない。もうワンプッシュしようねという話はしていました。うまいこと崩せて、DC(ダン・カーター)が抜けて、そこを起点に神戸のラグビーができました」

――昨年の決勝で対戦しましたが、今年なにか違いを感じましたか?


「(サントリーの試合を)ここ2試合見てみましたが、あんまりボールが回っていなかったなという感想でした。今日はすごいいいアタックしてきたので、やっぱり強いなと感じました」


――中村(亮土)選手とも対戦しましたが


「ディフェンスだけでなく、アタックでもいいランしていたので。ケレビはもともと13番の選手なので、彼が機能していいアタックをしてきました」



――今日のアタックでも様々なオプションがありましたが、あのあたりはどのようにやっているのですか?


「フィードバックをしながら、どこが空いている、誰が空いているという話をみんなで共有しながらやっている感じですね。だれが起点という感じではないです」




日和佐篤(ひわさあつし)
1987年5月27日。32歳 166cm/72kg。報徳学園→法政大→サントリー('10-'17)日本代表51キャップを持ち、神戸製鋼へ加入した2シーズン目。随所に精度高いプレーが光る。

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