ラグビーのない週末が続いている。
コロナウィルスの感染拡大を受け、トップリーグは第7節と第8節が延期され、再開される予定だった3月中の3節24試合は「コンプライアンス教育徹底」のために開催が中止された。
開催を中止した判断についてはいろいろな意見がある。一方で、薬物の蔓延を放置するわけにはいかない判断は尊重したい。プレーする機会を失った選手、せっかくチケットを入手して試合を楽しみにしていたファンの気持ちを察するとやりきれないが、そこまでの犠牲を覚悟で中止を決めたのならば、徹底した再発防止策を施し、ファンに支持されるリーグ、日本ラグビーを作り上げてほしい。
さて、試合のない週末が続いている。新しい試合がなかなか見られないのは残念だが、できることがないわけでもない。そこで、トップリーグのここまでのスタッツを分析してみた。
利用したのはTLサイトで公開されているOPTA集計のスタッツだ。
数字には、各チームがどんな戦い方を指向し、それがどのようにうまくいっているか、いないかが表れている。
全勝を走る、パナソニックと神戸製鋼、そのスタッツの違いは…
6節までの戦いで、6戦全勝で来ているのはパナソニックと神戸製鋼の2チーム。ここまではボーナス勝ち点差でパナソニックが1位に立っている。