トヨタが84分、劇的な逆転でクボタに勝利し2位通過を決めた! | ラグビージャパン365

トヨタが84分、劇的な逆転でクボタに勝利し2位通過を決めた!

2021/04/12

文●編集部


4月11日、トップリーグ2021・最終節、トヨタ自動車ヴェルブリッツ対クボタスピアーズの試合はレッドカンファレンス2位の座をかけた激しい戦いとなった。会場の東大阪花園ラグビー場では、この試合の前日10日、神戸製鋼とNTTドコモの一戦が行われ、後半ロスタイム、神戸製鋼が劇的な逆転勝利をしたばかり。この日の試合も同様に後半44分、6点差を追いかけるトヨタが、自陣からボールをつないで、WTB高橋汰地がトライ。SOライオネル・クロニエが逆転のゴールキックを決め25-24でクボタに逆転勝利を果たし、レッドカンファレンス2位通過を決めた。

HIGHLIGHT

SCOREBOARD

トップリーグ2021・第7節 花園ラグビー場
  • TRY(3)
  • G(2)
  • PG(2)
  •  
  • 前半11分 T 11.ヘンリージェイミー
  • 前半12分 Gx 10.ライオネル・クロニエ
  • 前半20分 PG 10.ライオネル・クロニエ
  • 後半3分 T 6.フェツアニラウタイミ
  • 後半5分 G 10.ライオネル・クロニエ
  • 後半17分 PG 10.ライオネル・クロニエ
  • 後半42分 T 14.高橋汰地
  • 後半43分 G 10.ライオネル・クロニエ
  •  
  •  
  • PENALTY
  • PK(11)
  • FK(0)
  • TRY(3)
  • G(3)
  • PG(1)
  •  
  • 前半5分 T 2.マルコム・マークス
  • 前半6分 G 10.バーナード・フォーリー
  • 前半16分 T 13.テアウパシオネ
  • 前半17分 G 10.バーナード・フォーリー
  • 後半14分 PG 10.バーナード・フォーリー
  • 後半24分 T 2.マルコム・マークス
  • 後半25分 G 14.ゲラード・ファンデンヒーファー
  • 後半30分 PGx 14.ゲラード・ファンデンヒーファー
  • 後半40分 PGx 14.ゲラード・ファンデンヒーファー
  •  
  • PENALTY
  • PK(14)
  • FK(1)

  • クボタがマークスのトライで先制。

    クボタがマークスのトライで先制。

    前半5分、クボタがHOマルコム・マークスのトライで先制すると、11分、トヨタはハーフウェイからやや自陣よりでのマイボールスクラムから左オープンサイドへ展開。CTBロブ・トンプソンがゲインし、FBウィリー・ルルーにパス。さらにルルーから大外のWTBヘンリージェイミーにつなぎトライ。5-7とする。

    トンプソンがゲイン。

    トンプソンがゲイン。

     

    ルルーにつながり

    ルルーにつながり

     

    ジェイミーが左隅にトライ

    ジェイミーが左隅にトライ

     

    立川のグラバーキック

    立川のグラバーキック

    クボタは15分、敵陣ゴール前でのラインアウト。FWでフェイズを重ね、ディフェンダーをひきつけ、CTB立川理道が空いたスペースにグラバーキック。このボールをキャッチしたCTBテアウパシオネがボールをグラウディング。SOバーナード・フォーリーのコンバージョンも決まって14-5とリードを広げた。

    クロニエのPGで8-14と食らいつく

    クロニエのPGで8-14と食らいつく

    18分、トヨタは敵陣10m付近でPKを獲得。茂野海人共同キャプテンはショットを選択。SOライオネル・クロニエが難なく決めて8-14とする。

    21分、クボタはFLラピースが相手パスをインターセプト。トライかと思われたがその後続かずトライには至らず。

    前半残り10分、トヨタがクボタ陣内で試合をすすめる。クボタはブレイクダウンでのペナルティーが続き、我慢の時間帯が続く。34分、ペナルティーが続くクボタに対し、コーションが与えられる。トヨタボールのスクラム。ここでもコラプシングのペナルティーでクボタPR山本剣士にシンビンが出されクボタは1人少ない状況に。

    ルルーのキックパスに反応した高橋だったが…

    ルルーのキックパスに反応した高橋だったが…

    トヨタのアタックが続く。39分、トヨタにアドバンテージが出された状況で、ルルーがキックパス。WTB高橋汰地がインゴールでボールにふれるがグラウディングできずトライにはつながらず。それでもトヨタの攻撃は続き、クボタがディフェンス。今度はオフサイドの繰り返しでラブスカフニがシンビン。クボタが2人少ない状況となってしまう。

    ボールをグラウディングできず。

    ボールをグラウディングできず。

     

    ラピースにもシンビンが出されクボタは2人少ない状況に

    ラピースにもシンビンが出されクボタは2人少ない状況に

    時間は41分を過ぎ、攻めるトヨタ、守るクボタ。ゴール前での攻防で、クボタが粘りのディフェンスで守りきりスコアを許さず前半を終えた。

    それでもクボタは粘りのディフェンスでボールを奪う

    それでもクボタは粘りのディフェンスでボールを奪う

     

    フォーリーがタッチに蹴り出し前半を終えた

    フォーリーがタッチに蹴り出し前半を終えた

    後半スコアしたのは、数的優位のトヨタ。43分、FLフェツアニラウタイミのトライで15-14とするもクボタも54分、フォーリーのPGで17-15と再びリード。57分、トヨタがPGで18-17とし、迎えた63分、クボタは敵陣ゴール前のラインアウトからFWで縦に前進。LOルアン・ボタがインゴールにボールを持ち込むもトヨタがグラウディングさせず、5mスクラムとなる。

    マークスが体をスピンさせながらトライ

    マークスが体をスピンさせながらトライ

    スクラムから立川がポイントを作り、SH岡田一平はFLラウタイミを使ってゲイン。さらにHOマークスに出すと、マークスは相手ディフェンダーのタックルをうけながらも体をスピンさせながらトライ。WTBゲラード・ファンデンヒーファーのコンバージョンも決まる24-18とした。

    絶好のチャンス、FWがプレーの確認をする。

    絶好のチャンス、FWがプレーの確認をする。

    76分、トヨタが自陣ゴール前5m付近でオフサイドのペナルティー。クボタにとっては勝負を決める重要なラインアウト。マークスがスローしモールで押し込むがトライには至らず、トヨタがノットロールアウェイのペナルティー。再びラインアウトからトライを狙う。

    マークスがスロー

    マークスがスロー

     

    モールで押し込むが・・・

    モールで押し込むが・・・

    ラインアウトからモール、トヨタがペナルティー、残り時間は1分ない状況。立川キャプテンはショットを選択。

    トライを取り切れなかった。

    トライを取り切れなかった。

    ファンデンヒーファーがキックするもゴールポスト左をかすめ外れる。80分を知らせるホーンがなり、トヨタが最後のアタック。自陣からボールをつなぐしかない状況。

    ゲラードのPGで勝負あったか・・・と思われたがまさかの失敗。

    ゲラードのPGで勝負あったか・・・と思われたがまさかの失敗。

     

    ローレンスが突破し、高橋へラストパス

    ローレンスが突破し、高橋へラストパス

    CTBトンプソンが抜け、さらにWTBチャーリー・ローレンスがゲインし、高橋にオフロードパス。高橋がそのまま走り抜けトライ。23-24。コンバージョンを蹴るのはクロニエ。落ち着いて決め試合終了。25-24でトヨタ自動車が劇的な逆転勝利で、レッドカンファレンス2位通過を決めた。

    高橋がトライを決め23-14に。

    高橋がトライを決め23-14に。

     

    クロニエのコンバージョンも決まって、25-24でノーサイド。

    クロニエのコンバージョンも決まって、25-24でノーサイド。

     

    2位のトヨタはプレーオフトーナメントでは、初戦4月25日秩父宮で、清水建設対日野レッドドルフィンズの勝者と対戦する。チーム力でみると主力を休ませるメンバー構成も可能な組み合わせに入った。ちなみに同じブロックには、TJペレナラ擁するNTTドコモ(ホワイトカンファレンス3位)がいる。2回戦に勝利し、ドコモも勝ち上がれば5月8日、熊本で激突となる。

    トヨタ自動車 サイモンHCは「試合前に84分、85分までやり続けることをチームとして話していたがそれを選手たちが体現してくれた。」と選手たちの戦いをたたえた。ここまでの戦いについて「自分たちにとってこの7試合は、どんなコンビネーションがいいのか、プロセスを確認して、確固たる自分たちのチームカルチャーを作る。それはチームとしての団結力。その集大成が今日現れた。選手一人ひとりが自分たちの仕事、役割を全うしてくれた」と話した。

    茂野海人共同キャプテンは、「嬉しい。クボタの強いFWにプレッシャーを受ける場面もあったが、チームとしてやることは変わらない。それを凌いで勝ち切ることでチームの成長につながる。セットプレーの部分は改善しなければならない」と話した。

    決勝のトライを決めた、トヨタ自動車WTB高橋汰地は「昨日の試合を見て、今日も劇的なことがあるかもしれないと話をしていて、いつでも行けるように準備していた。個人的には体を張って最後までプレーできたことは満足。まだ課題は見つかりました。トライを取り切る、今日も(ルルーの)キックパスをトライにすることができなかった。ボールを大事にするメンタル。それから細かなスキルの部分を修正していきたい」と試合を振り返った。

    高橋を祝福するキーラン・リード共同キャプテン

    高橋を祝福するキーラン・リード共同キャプテン

     

    一方敗れたクボタ。前半の最後と後半の入り、2人少ない状況となったものの、その後逆転に成功し、最後締めという部分で目の前の勝利が消えてしまった。フラン・ルデュケHCは「トヨタさんが最後ああいった形で勝利するということは素晴らしい。ただ、我々もプライドをもって戦うことができたし、2枚のイエローカードが出た中でもゲームをコントロールできていた。結果として負けてしまったことは残念ですが、また切り替えて次の試合を戦っていきたい。」とコメント。

    立川理道キャプテンは、「今シーズン初めての遠征試合でしたが、すごく多くのファンの方の前でプレーができ嬉しかった。試合の内容は、見ていただいたとおりですが、負けてしまったのはすごく残念ですが、ここから自分たちがしっかり立て直すことがすごく大事だと思います。この負けが、プレーオフに向けて糧になるように、少し時間は空きますが修正をしながら頑張っていきたい。」と前を向いた。

    3位のクボタは、24日、ホーム・江戸川でヤマハ発動機(ホワイトカンファレンス6位)と対戦する。勝利すると、5月9日、神戸製鋼、三菱重工相模原、コカコーラの3チームいずれかとの対戦となる。

    MEMBER_トヨタ自動車ヴェルブリッツ

  • 1 三浦昌悟
  • 2 彦坂圭克 後半26分 OUT → IN 16 加藤竜聖
  • 3 崔凌也 後半22分 OUT → IN 18 伊尾木洋斗
  • 4 秋山大地 後半10分 OUT → IN 19 吉田杏
  • 5 マイケル・アラダイス
  • 6 フェツアニラウタイミ 後半15分 OUT → IN 20 マイケル・フーパー
  • 7 古川聖人
  • 8 キアラン・リード
  • 9 茂野海人 (Cap) 後半22分 OUT → IN 21 滑川剛人
  • 10 ライオネル・クロニエ
  • 11 ヘンリージェイミー 後半31分 OUT → IN 22 岡田優輝
  • 12 マレ・サウ
  • 13 ロブ・トンプソン
  • 14 高橋汰地
  • 15 ウィリー・ルルー 後半15分 OUT → IN 23 チャーリー・ローレンス
  • 16 加藤竜聖
  • 17 吉田康平
  • 18 伊尾木洋斗
  • 19 吉田杏
  • 20 マイケル・フーパー
  • 21 滑川剛人
  • 22 岡田優輝
  • 23 チャーリー・ローレンス
  • MEMBER_クボタスピアーズ

  • 1 海士広大 後半17分 OUT → IN 17 羅官榮
  • 2 マルコム・マークス
  • 3 山本剣士 後半8分 OUT → IN 18 北川賢吾
  • 4 デーヴィッド・ブルブリング
  • 5 ルアン・ボタ
  • 6 トゥパフィナウ
  • 7 ピーター・ラピース・ラブスカフニ
  • 8 末永健雄
  • 9 井上大介 後半5分 OUT → IN 21 岡田一平
  • 10 バーナード・フォーリー 後半14分 OUT → IN 22 岸岡智樹
  • 11 山崎洋之
  • 12 立川理道 (Cap)
  • 13 テアウパシオネ 後半14分 OUT → IN 23 ライアン・クロッティ
  • 14 ゲラード・ファンデンヒーファー
  • 15 金秀隆
  • 16 杉本博昭
  • 17 羅官榮
  • 18 北川賢吾
  • 19 青木祐樹
  • 20 土谷深浩
  • 21 岡田一平
  • 22 岸岡智樹
  • 23 ライアン・クロッティ

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