フーパーとの時間は夢のようだった―これから成長するために鍛え続ける、トヨタ・FL古川聖人 | ラグビージャパン365

フーパーとの時間は夢のようだった―これから成長するために鍛え続ける、トヨタ・FL古川聖人

2021/05/16

文●編集部


「聖人はラグビーを学ぶことについてハングリー」。マイケル・フーパーにそう言わしめた2年目のFL古川聖人。サイズがあるわけでもない、ただ、同じ体格でワールドクラスのプレーヤーであり続けるフーパーとの時間は古川にとって貴重なものになった。

今シーズンはベスト4で終わったトヨタが常勝集団になるためには、古川をはじめ日本人選手たちの成長が必要不可欠となるだろう。

今シーズンやってきたことで「ベスト・ザ・ベスト」というチームの目標がありました。試合に対して最高のプレーをするということです。そのプロセスを一つひとつやっていったその過程の先に結果があるということでやってきましたが、自分たちのやりたいことが最後までできなかったことが結果につながらなかった。

――対戦後、パナソニックFL布巻峻介と話をしていましたが


少し面識がありました。東福岡高校の先輩ということもありましたし、ありがとうございましたと挨拶をしましたら、前から自分のプレーを見ていてくれたようで、「プレーがよくなったね」と言っていただきました。自分も追いつき追い越せという気持ちでやっているので、そこは良かったかなと思います。


――フーパー選手からアドバイス、どんな点でアドバイス


練習後に毎日フーパーとは練習をさせてもらっていました。タックルだったり、ジャッカルだったり。ジャッカルもいろいろなシチュエーションがあったり、スピード、反応、体の使い方、ボールを奪うための体の使い方、を細かく教えてもらいました。

まだ納得できた成果がでているとは思っていませんが、どうすればいいのかということは理解できたので、すぐに結果が出るとは思いませんので、今後も地道に練習を続けていることで彼を超える選手になっていきたいです。

――サイモンHCも評価していましたし、フーパー選手も評価していました。彼との一緒にいた時間について


自分としては、マイケル・フーパーはテレビに出ていた選手し、憧れの選手。夢のような時間でしたし、今日勝利をしてまた一週間、彼と一緒に練習をしたいという強い思いもありました。人間としても本当に尊敬できますし。準備や過程をしっかりと行うことで世界的なプレーヤーになるんだということを感じました。

――目標の優勝を果たせなかった。今日の試合で足りてなかった部分


自分としてもチームに対して、インパクトを与えてたかったです。タックルでも相手にフィジカリティーの部分でノミネイトしたかったです。ジャッカルでも相手のボールを奪いとって味方のチャンスをつくりたかった。結果として負けているので、満足できることは何一つない。これからもっといいプレーヤーになるためには全く満足できていません。


フーパーという選手がいる以上、自分の体のサイズのことは言い訳にできませんし、彼は、サイズも自分と変わりませんし、オーストラリア代表として100キャップを超えています。人間としても尊敬できる方です。一緒に過ごしたことで一切妥協できないということを強く感じさせてもらいました。


――後半、パナソニックに引き離されてしまった要因は。


前半から出場しているメンバーの足がとまったり、後半のメンバーのパフォーマンスが足りなかった部分もあったかと思います。トヨタとしては、もう少しハードワークできた部分。甘さがでたかなと思います。


――リード選手が現役引退ということを言われていました。


リードとは同じリーダーグループとして活動していて、憧れの選手で、オールブラックスで120キャップ。リーダーシップとはどういうもので、どういう口調で何を伝えるべきか、いつ話すか、ということなど、本当にリードはうまくて、言葉は違えど、日本人の僕らの心の中にもすっと入ってきました。リードは尊敬できる方です。今シーズンは、コロナもあってラグビー以外のところで一緒に過ごすことはできませんでしたが本当の意味でリーダーだと思います。これで現役選手を引退してしまうのは、残念ですし、もっと一緒に日本でラグビーをプレーしてほしいという気持ちもあります。最後は優勝で終わらせたかったけどそれが成し遂げることができず悔しいです。


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