初先発、初トライ!松井千士(WTB・サントリー)春から取り組んできたフィジカル強化が実を結ぶ!「毎日充実している」 | Rugby Japan 365

初先発、初トライ!松井千士(WTB・サントリー)春から取り組んできたフィジカル強化が実を結ぶ!「毎日充実している」

2017/09/10

文●編集部


トップリーグは第4節を迎えた。秩父宮ラグビー場では昨年覇者のサントリーサンゴリアスとここまで2勝1敗のNTTコミュニケーションズ・シャイニングアークスが対戦し、36−11でサントリーが勝利した。この試合で先制トライを決めたのは、ルーキーで今季初先発を果たした松井千士だった。セブンズ日本代表として予選を戦ったもののリオのメンバーからは外れ辛酸を嘗めた若きスピードスター。トップリーグチームの中でも熾烈なレギュラー争いを必要とするサントリーに入団。出場3試合目にして、結果を残した。試合後に話を聞いた。

――初先発で、初トライを決めました。今日の試合を振り返って。

初先発で緊張しましたけど、先制トライをとることができて気持ちが楽になりました。自分らしいプレーができました。


右からブリッツのプレッシャー。ジョージが選択したのはパスではなく、絶妙なグラバーキックだった。

右からブリッツのプレッシャー。ジョージが選択したのはパスではなく、絶妙なグラバーキックだった。

――初トライはジョージのキックパスでした


ジョージが本当にすごいプレーヤーだなと予め思います。自分も裏が見えていましたがコールはしていなかったので。数は余っていたので、普通にパスがくるとおもっていました。一緒にプレーできることまず嬉しいですし、またアシストしてもらってトライが取れたことも嬉しいです。

初速で一気に加速し、小倉(写真左)を抜き去り、ボールをキャッチ!

初速で一気に加速し、小倉(写真左)を抜き去り、ボールをキャッチ!

春先からこっちにきてウエイトし続けてきてトップリーグの選手にも通用するようになってきたと思います。(何キロくらい増えた?)5kgくらいですね。今が83kgなので、78kgから増えました。なによりも、ウエイトの数値があがっています。大学の頃はベンチプレスで120kgだったのが、いまだと140kgまであがるようになりました。

相手ディフェンダーに絡まれてもボールをキープ。その粘りからツイのトライにつながった。

相手ディフェンダーに絡まれてもボールをキープ。その粘りからツイのトライにつながった。

今回試合して、相手とあたっても粘れるようになりました。これまでやってきたことがでたと感じました。大学の頃は、一発で倒されることがほとんどでした。でも、もっと力強くなりたいと思っています。スピードは譲れないものなので、そこはキープしたい。体重は筋力でふえているので、スピードは落とすことはないです。

 

1ON1でも粘り強く、ボールをキープする場面が目立った。

1ON1でも粘り強く、ボールをキープする場面が目立った。

――ちなみに体脂肪はどのくらい?


4.8(%)くらい。あまりラグビー選手っぽくないですけど(笑)。チームに来たときでも5(%)ちょっとくらいだったかなと。今脂肪がおちて筋力になっていると思います。


――ウエイトは毎日取り組んでいる?


3月は、ルーキーだけでウエイトすることがありました。練習がおわってからもやっていました。他の選手はスキルをやっている部分も、自分はウエイトに重点をおいて毎日やっています。それは今後も欠かさずやっていきたい。

7人制の頃から、フィジカルについては自分の克服しなければならない課題だと感じていたので、自分で課題をみつけて取り組んでいます。今は上半身をやっていますが、今後は下半身も力強くなるためにやっていきたい。

同じWTBで目標でもあり、ライバルでもある中鶴。この日もトライを決めた。

同じWTBで目標でもあり、ライバルでもある中鶴。この日もトライを決めた。

――サントリーに入って、目指す選手は?

中鶴さん、江見さんはライバルですし、これから目標としていきたい選手です。特に松島さんが今日の試合でも苦しい場面で、一人でトライを取りきってしまう、ああいった部分では刺激をもらっています。

試合終了間際、相手ディフェンダーに絡まれても見事なボディーコントロールで振り払いトライを決めた松島。

試合終了間際、相手ディフェンダーに絡まれても見事なボディーコントロールで振り払いトライを決めた松島。

 

――日本代表も含め、サントリーではWTBは競争の厳しいポジションです


毎日がすごく楽しい。大学だったら、レギュラーに定着していた中で、やっとスタメンに入れたり。これからどうなるかわかりませんが、毎日刺激しあっています。

――今週のメンバー発表はいつもよりも遅れて木曜日だったとききました


そういう状況で練習では11番でやらせてもらっていたので、出るかもしれないなと思いながら準備をしていました。沢木(敬介監督)さんからも「準備をしておけ」と言われていたので、メンタル面も含め準備していたことが今回にもつながったと思います。

――重一生(神戸製鋼・常翔学園高校時代の同期)選手の活躍は刺激になる?


そうですね。MOM(マン・オブ・ザ・マッチ)とりましたから。1年目から13番として定着して(試合に)出ているので刺激もらっています。桶谷(宗汰・常翔学園、明治大)もそうですけど、一緒にやってきた仲なので、切磋琢磨していきたい。

2015年、エディージャパンでも招集。

2015年、エディージャパンでも招集。

――プロという選択肢もあったけど、社員として仕事もしているから充実している?

本当に充実しています。仕事の方でも充実しているからこそ、ラグビーも充実していると思います。プロ選手も考えていく部分かもしれませんが、今は仕事もしながらやっていきたいと思っています。


――今は2020(セブンズ)よりも2019(ワールドカップ)?

今は15人制をやっていますから、19年狙っています。ただ、17年、リオで悔しい思いをしていますので20年もねらっていきたいなと思っています。

初トライ後、松井に指示をする小野。

初トライ後、松井に指示をする小野。

――スキル面で参考にしたり、勉強になっている選手は?


そういう面では、小野晃征さんです。本当に広い視野をもっているので。裏にスペースがあったらキックしたり、パスだったり。すごく指導してもらっています。NZ(ニュージランド)でもプレーしていた選手なので、素晴らしいスキルをもっている選手なので盗んでいきたいです。僕の立ち位置(WTB)を教えてくれたりを指導してくれるので助かっています。

本来なら、僕からコールしていかなければならないですが、その部分は沢木さんからも課題として指摘されているんですが、僕自身SOをもっと楽にできるようなWTBになりたい。


そのスピードで早くから注目され、代表にも招集された松井。ただ、世界の舞台で戦うために乗り越えなければならないフィジカル。その課題を自らで感じ、そして強化され、さらにインターナショナルレベルの選手たちとプレーすることで学び、代表選手として脚光を浴びる日もそう遠くないだろう。

こちらもあわせて読みたい!

次世代のスピードスター・松井千士インタビュー、7人制と15人制の『二兎』を追うのは変わらず挑戦したい!

記事検索

バックナンバー

メールアドレス
パスワード
ページのトップへ