好調クボタ・サントリーとの全勝対決への思い | ラグビージャパン365

好調クボタ・サントリーとの全勝対決への思い

2021/03/31

文●編集部


30日、ジャパンラグビートップリーグ・クボタスピアーズがオンライン取材を行った。ここまで全勝のクボタ。HOマルコム・マークスの加入により、セットプレーの安定度がまし、SOバーナード・フォーリーのゲームマネジメントも冴え、強さを見せている。さらにBKのリーダー的役割として、オールブラックス、ライアン・クロッティが大きくチーム力を引き上げる役割を担っている。

3日行われるサントリーサンゴリアスとの「全勝対決」を前に、フラン・ルデュケHC、立川理道キャプテン、マルコム・マークス、ライアン・クロッティがその思いを話した

この試合のために36週かけてきた フラン・ルデュケHC

――土曜日はショートウィークのサントリー戦です


エキサイティングな気持ちです。この試合のために36週かけていたと言っても過言ではないないし、ピークを持って行きたい。(ショートウィークですが)日数的なことも特に関係ない。我々のプランもあります。土曜日の試合でどれだけベストなパフォーマンスを出せるかということになってくると思います。


――クボタを5シーズン率いて来ました


過去5年、ハードワークしてきたが、今季はいいスタートが切れて、コンスタントにいいパフォーマンスができているが、メンタルの成長が大きい。リクルートの部分でライアン・クロッティ、マルコム・マークス、バーナード・フォーリーが入って、選手同士のつながりも濃くなりましたし、彼らがチームを助けてくれている。チームももっと改善できるところもまだまだあるし、毎週、もっとよくなるようにやっています。シーズン通して、毎週、改善していけば勝てるチームになっていくと思います。

――サントリーに対して、どの部分で上回って勝ちたいか?


鍵になるのは、状況判断になる。両チームとも質の高いチームですし、コーチング、選手のレベルが高い。現場の読み、対応がどれだけできるかが大事。どういう形になるか予想するのは難しい。お互い強みがあるので、私自身もエキサイティングな気持ちです。


――4月から社会人になる、藤原などのルーキーがメンバー入りする? 


選手全員が確実に出る機会がありますが、藤原は確かにいい選手で、将来性、才能もある。ただどの選手が出てもおかしくない。


――立川キャプテンとの関係は


ヘッドコーチとキャプテンの関係はすごく大事だし、リーダーと他のリーダーの関係性も大事です。彼らが、プレッシャー下で正しい判断をしてくれて勝てるわけですから。過去5年、一生懸命やってきていい勝利もありましたし接戦で負けたこともあるが、立川(理道キャプテン)といい関係を築き上げてきた。クリアになっているのはクボタがどういうプレーをして、どういう形で勝っていくのか。イメージもクリーンになっていますし、お互い理解も深まってきましたし、そこにはリスペクトもあります。

――マルコム・マークスに関して


彼はワールドクラスの選手で、他のどのチームにいってもプレーできる。そういうレベルの選手がいてセットピースが良くなっているし、フロントローやロックの選手に自信を植え付けてくれている。


――2019年から田辺淳さんがコーチとして入った


サンウルブズや日本代表で培ったものはチームに価値を与えている。常にチャレンジしてくれる人で、同意してくれる人だけでもしょうがない。マインド、姿勢、(選手たちの)アタッキングマインドをひきだしてくれているのに強い影響を与えている。別の視点で イノベーティブないろんなことを考えることも必要でチームとしてもまだまだ改善するところもまだあります。



あまり先を見ずに一戦一戦に集中する 立川理道キャプテン

一戦一戦、フォーカスを当てて戦ってきたなかで、メンバー変更しながら戦って来られたのはポジティブに捉えていますし、初キャップ、若手もトップリーグのレベルを経験しながら成長できている感覚もあるので、この5試合、チームとしていい方向を向いて戦ってこられたかなと思います。


――全勝対決です。


この試合がすごく特別な試合という風にあまり思っていないが、サントリーも調子いいですし、しっかり全勝で戦えることは嬉しく思っています。ポイントとしては、しっかりとチームの強みを出していきたいと思っている。クボタで言えばセットピースの強みがある。そこで優位に立てば自分たちのラグビーができるのではないかと思っています

レギュラーシーズンの1試合で、全勝対決の試合ということだけでトップリーグの優勝も決まるわけではないですし、今もトップのチームになっていないので、変なプレッシャーもないというか、思い切ってチャレンジするだけだと練習でも話をしたので、あまりプレッシャーを感じる(ことなく)、今までやってきたことを信じてやるだけかなと思っています。

――チームが良くなった点


一つはマークスという素晴らしいHOが来たことがポイントですね。彼が来たことによって、セットピースは去年も自信あったが、さらにリーグトップクラスのセットピースを持つことができた。あとは日々の練習のスタンダード上げることができるようになった。試合に出ているメンバーだけでなく、メンバー外も一試合一試合にフォーカスして、自分の役割が明確になっているが好調の要因かなと思います。



――フラン・ルディケHCのチームへの貢献


どの選手に対してもリスペクトしているというか、メンバー外へのケアじゃないですが、説明も含めて、真摯に選手一人ひとりに向き合っている。その姿を選手全員わかっているので、それに応えたいという気持ちもあり、ノンメンバーになって、それに応えて対戦相手の動きをしたりという風になったのは、リーダーグループのドライブもあるんですが、一番はフランが一人ひとりへの声かけをしてくれているのが大きいと思います。

――トーナメントになってからもっと力を出せる感触はありますか?


今5試合戦って、5試合とも勝ってきているが、毎試合、反省も出ますし、さらに良くなるポイントを見つけて取り組んでいる。この成長が止まることはないと思っています。プレーオフに入っても同じだと思います。ファイナル、セミファイナルという目標を見ずに、一戦一戦、戦っていくことが自分たちにとっては大事かなと思います。


――立川選手が入ったときはトップイーストにいました。そういったチームがラストシーズンにタイトルを取ったら歴史的なことだと思います。


あまり先を見ずにやっていきたいことはもちろんだが、本当に今、クボタの中でもトップイーストを経験してトップリーグを戦っている選手も少なくなってきた。僕らの代までが経験者なので、本当にそういう苦しい時代を戦ってきたOBの方々のためにも会社にとっても恩返しになる。そうなれば一番嬉しい結果なのかなともいます。

――4月から新人が出場することが可能になります。天理大の後輩のSH藤原選手の印象は?


藤原も早い段階でチームに合流して練習していたが、彼の強み、テンポの速い球捌き、自分から仕掛けるスピードは練習でも見せている。あとは経験を積むだけだと思います。トップリーグのレベルで経験を積めばさらによくなると思いますし、本当に楽しみな一人ですね。チームにとって大きな力を与えてくれるし、選手層の厚さが増えてくるので、彼の加入は大きな力になります。


いいプレーができるというプライドをもっている HOマルコム・マークス

――サントリーの印象


サントリーもすごいいいチームなのはわかりますし、いろんなことやってくるが、自分たちにフォーカスしてプロセスを追求してやっていきたい。サントリーのアタックはいいですが、自分たちは自分たちの仕事をするだけです。


――サントリー戦はどこにフォーカスしている


細かいところはゲームプランが関わってくるので伝えられない。サントリーもいいチームなのでリスペクトしている。我々もいい準備して、いいプレーができるというプライドをもっているので、ファンもプライドを持って見に来てほしい。いい試合にするが、自分たちにフォーカスしていくことは変わらない。

――セットピースが重要視されますが?


すごい戦いになると思います。サントリーもセットピースが強みですし、我々もそこに自信を持ってやっているので、いい戦いになると思います。


――日本で2年目のシーズンです。クボタの良さは。


(NTTコムと)地域的に同じエリアなので、知っているところですし、こういうところに住めてハッピーです。各チーム、環境、文化あるが、今はクボタの文化を楽しめている。別の日本のチームでプレーできることに感謝しています。


――日本でのプレー2シーズン目、良くなっていることは?


去年のシーズン、コロナでフルに過ごせなかったが、展開の速いラグビーで、動けないとフィットできないことがわかっているが、そこは自分の強みです。日本の生活も違う文化、環境を楽しんでいます。

バレットの情報は全てフォーリーに話している ライアン・クロッティ

――バレットと対戦します。止めるには?


彼とは代表で長いことやってきましたし、敵としてもやってきた。日本のチームにそれぞれ所属して対戦するのは楽しみです。基本的に彼のプレースタイルでいくと、時間とスペース奪っていってというディフェンスの話になるが、ディフェンスをしっかりとやらないといけない。ラン、パス、キックもできるので、その3つを取り除ければ、効果的に止めることができると思います。


――フォーリーに、バレットの弱点リストを渡した?


フォーリーはアタックの役割を担っている。情報はすべてフォーリーに話している。バレットの情報や秘密をバーナード(・フォーリー)にも話しています。


――クボタの良さ、そして優勝するために必要なことは?


シーズンのスタートも良かったですし、今のところ負けもないですし、どれだけハングリーにできるかだと思います。成長して良くするというマインドはできている。毎日練習したことを試合でやっていて、その結果勝っているので、これを続けていけば、対応もできるようになって、さらに磨いていけば勝てるチームになっていくと思います。

――外国人枠の問題で試合に十分に出られない状況が続いているが


まずチームをよくするという点では試合に出ていなくても貢献できることがいっぱいあって、成長というといころで言えばメンバー外の選手が準備をしっかりやってくれていることも大きくて、そこは態度のところだと思いますが、元気にポジティブにやってくれている。チームに貢献するためには、フィールド外でもきることがある。それが上手くいっているのは、クボタのチーム文化が上手くいっています。


――サントリー戦でクボタFWに対しての期待感は


FWパックは自分たちの強みですし、強くてでかいFWがいて、彼らもフィジカルバトルになることがわかっていて、ビッグジョブになるが、彼らもエキサイティングな気持ちだと思います。自分がグラウンドに出たら自分の仕事をしますが、クボタのベンチメンバーのインパクトはリーグの上位にいると思います。自分は自分の仕事だけですが、フレッシュさ、エキサイティングさを出して、さらに 高いレベルでハイスタンダードでできれば、自分たちのやりたいことができると思います。

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