目標は「日本最高のチームになる」トヨタ自動車、キアランリード共同キャプテン、ライオネル・クロニエオンラインインタビュー | ラグビージャパン365

目標は「日本最高のチームになる」トヨタ自動車、キアランリード共同キャプテン、ライオネル・クロニエオンラインインタビュー

2021/05/04

文●編集部


5月4日、ジャパンラグビートップリーグ、トヨタ自動車ヴェルブリッツはプレーオフ準々決勝でNTTドコモレッドハリケーンズと対戦する。試合を前に、元オールブラックス主将、キアランリードとライオネル・クロニエがオンラインで取材に応じた。

「トヨタはさまざまな成長を遂げている。ペレナラはラックでなぎ倒したい」キアラン・リード

――準々決勝で対戦するNTTドコモの印象


今週末、チーム、プレイヤー全体で楽しみにしています。(ドコモの)印象は、印象深いいいチームです。よく知っているペレナラのポジティブなインパクトは目を見張ります。チームとしても最後まで最後まであきらめない精神が伝わってきます。そういったチームと対戦するときは自分たちも最初から力強くスタートして、最後までやり切ることを大事にしていきたい。


――ペレナラに最初の10分からプレッシャーをかける?


(最初に)仕留められればいい、ラックでなぎ倒すことができればいいと思います。ペレナラはタフなプレイヤーで楽しみにしています。彼がチーム、ゲームにもたらしている影響を対戦して見るのも楽しみです。

――三菱重工相模原戦はラインアウトがよくなかった


(三菱重工相模原戦の)ラインアウトは全員、満足してない。今後はシンプルに修正できる点ばかりです。リフターとジャンパー、フッカーとのタイミングなどなので、過去2週間、修正をかけていて、今週末、自信を持っています。


――トヨタの若手FWに関して



日本人のFW選手も素晴らしい選手が揃っています。自分や外国人選手は(そういった選手を)指導したり、助けるところを助けたりして、一緒に成長していくのが自分の役割です。スクラム、ラインアウトにも素晴らしいコーチが揃っている。FW8人、パック全体で、団結力を高めていく。個人個人は能力が高いので、どのコンビでいくのがチームよってベストか、BKにいいボールを供給できるかを自分としても取り組んでいる。

――トヨタ好調の要因は?


成長の面はさまざまな成長を遂げていると感じている。フィールド上のスキルセット、シーズン最初からハードワークして、キャッチ、ラン、真っ直ぐ走るランニングライン、アタックでフィールドの幅すべてを使うなどチーム全体スキルが上がっている。一番、大きな成長はメンタル面のアプローチです。若い選手が多いスコッドはいかにプレッシャーに対応していくか、大きなモメントの中でどう戦うか選手全員がいい形で、いい仕事してくれているので、ここまで学んできたことを糧に、今週末からメンタルのサイドの課題もやっていきたい。


――若手選手にメンタル点についてのアドバイスは?


シンプルにいうとプレイヤーとしての自信をつけていくことに尽きるかなと思います。やり方は様々な方法があるがあると思いますが、ラグビーはタフですしトップリーグなどトップ(レベル)で戦うには大きなプレッシャーがかかると思っています。ですが、そういったチャンスを受け入れることから始める。

日本人の選手は会社でラグビーやらせてもらえるチャンスを受け入れ、プレッシャーの中でやり切る、プレッシャーに邪魔されない、上手く切り替えていくことを、みんなに伝えていくには自分は大きな役割を持っているのかなと思います。


――フーパーと数ヶ月一緒にプレーしてきての印象?


フーパーとプレーできるのは、自分としても印象深い経験です。もちろん、ラグビー選手は以前からずっと知っているが、それ以上に彼を人間として、今、友達として知れるのは嬉しく思っています。フィールド外で、彼と人間関係を築いていけるのはありがたい。

フィールド上で体現するのは素晴らしい。彼から学んだのは1週間、彼が練習をどのように準備するかを学ぶことができた。7番として練習中、練習後にドリルをエキストラでやったりするのは、すべての選手がやるわけではないので、彼のプロ意識として学ぶ点がありました。


「全ての点においてプロセスを重視する。そこに集中する」ライオネル・クロニエ

――ドコモ戦に向けて

 
自分たちとしては、自分たちが積み重ねてきたハードワークをして自分たちのプレーに集中したい。アタックのスキルを磨いてきたし自分たちの役割に集中して、自分たちのプレーをしていくだけだと思っています。


――日本のラグビーを理解しているという部分ではどんな感触を持っていますか?


日本に来てから4年になるが、ここ数年はエキサイティングなことばかりです。セミプロという感覚の中で、姫野、茂野、木津といった日本人選手がプロになったり、日本代表でプレーしたり、帝京や明治から髙橋、秋山、岡田といった才能溢れた選手がチームに入団してくれるところが、外国人としても、どの国から入ってもやりやすい環境が整っているのかなと思います。

チームのコーチングのメンツもワクワクしますし、トヨタ自動車がもたらしてくれるリソースを見てもまだまだ成長できますし、過去数年間の成長はエキサイティングな面が多いと思います。

ドコモを蘇らせた、アッカーマンHC

ドコモを蘇らせた、アッカーマンHC

――ドコモのアッカーマンHCと接点はあったのか?


アッカーマンHCとは2013年のライオンズのときに接点があります。スーパーラグビーの南アフリカのチームを初めて3シーズン連続、ファイナルに導いた点でも本当に成功したコーチであることは重々承知しています。過去数年を見ても、(NTTドコモが)コンペティティブなチームになっているのは彼のタフさは明らかです。ドコモに限らず、アッカーマンHCの持つ影響は日本のラグビーにも大きいものをもたらいていると思います。


――アタックの手応えは?


チームとしてキックとランのバランスをどのようにしていくかことはハードワークした点です。ポジティブラグビーという形で、アタックをどうポジティブに終えられるか、テリトリーをコントロールしながらですが、バランス良くアタックしているところは見ていただけるのかと思いますし、今後も引き続き課題として取り組んでいきたいと思っています。そういったことを見せることができれば、見て下さる、応援していただいた方もみんな楽しんでもらえますし、チームの成長にもつながると思います。

――クロニエ選手が来日したときはアイデアがすごいと周りの選手たちが言っていました。今は周りの選手の理解が深まったのでしょうか?


今となっては自分が学ぶ点が多い。全員がアイデアを出し合う環境になってきたので、チーム全体の成長につながっている。それはリフレッシュにもプレッシャーの軽減にもなっていると思います。


――優勝になかなか届いていないが、優勝するために何が大事になってくる?


自分たちとしては、すべての点においてプロセスを重視する、そこに集中する。できる限りすべてのことにおいて全員、意識を合わせています。毎週、毎週、このフィールド、クラブハウスに戻ってくる権利を勝ち取る週として受け入れているし、お互いにチャレンジし、お互いに厳しく成長することに焦点を当てています。

自分たちの目標としている「ベストインジャパン(Best in Japan)」、つまり「日本最高のチームになる」ということに関して、自分たちのチームのコアになるスタンダード、価値観を決して妥協せずに、常に高めていくものという点において、毎週、お互いの認識を合わせていくことが大事だと思います。

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