神戸製鋼、ベン・スミス、アーロン・クルーデン入団記者会見レポート | ラグビージャパン365

神戸製鋼、ベン・スミス、アーロン・クルーデン入団記者会見レポート

2020/11/05

文●編集部


11月4日、トップリーグ・神戸製鋼コベルコスティーラーズはオールブラックスのFBベン・スミスとSOアーロン・クルーデンの入団記者会見を行った。会見は、早駒運輸が運営するクルーズ船「Boh boh KOBE号」のデッキで行われた。10月中旬に来日した二人は、自主隔離期間を経て、チーム練習に合流してまだ4日という状況だという。

ベン・スミスはオールブラックスで84キャップ。クルーデンは50キャップ。2011年のワールドカップ優勝を経験した世界的プレーヤー。昨シーズン限りでチームを退団した、SHアンドリュー・エリス、SOダン・カーター、CTBアダム・アシュリークーパーにも引けを取らない強力な選手だ。記者会見の模様を余すことなくお伝えする。


「二人は仲間のためにハードワークする価値観を持ち合わせている」ウェイン・スミス総監督

ウェイン・スミス総監督

ウェイン・スミス総監督

2人ともワールドクラスの選手であり、コベルコスティーラーズのラグビースタイルにフィットしています。そして、我々が目指す選手像であるスチールワーカー、仲間のためにハードワークする価値観を持ち合わせています。2人とも人間性が素晴らしく、リーダーシップもあり、家族を大切しています。

コベルコスティーラーズはこのような選手を求めており、彼らも神戸でプレーしたいと申し出てくれました。2018年の優勝に貢献してくれた主力の外国人選手、クーパー、エリス、カーターがチームを卒業していったが、ベンとアーロンはこのレガシーを継続してくれると強く信じています。

 

ベン・スミス(日本語で)


みなさん、神戸でプレーするのを楽しみにしています。神戸の優勝に貢献できるように頑張ります。

アーロン・クルーデン(日本語で)


こんにちは、ニュージーランドからこれました。私と私の家族を歓迎してくれました。スティーラーズの一員になり、神戸のやり方を学び、すぐにでもプレーしたいです。

「ゲームプランの理解を深めて、最大のインパクトを試合で与えたい」ベン・スミス

――神戸製鋼に決めた要因は


ベン・スミス(以下、スミス) 私としてはワールドカップで素晴らしい経験があったこと、そして、家族が日本で経験したことも良かったこともありまして、神戸にはすばらしいレガシーがあると以前から聞いていた。そのレガシーに貢献したいと思い、神戸に来ることを決めました。


――他のニュージーランド人から何か神戸のことを聞いていましたか?


スミス 私が聞いた内容は、ここにいる外国人選手もそうですが、日本でプレーするのを楽しんでいる。数年間にわたって神戸は成功していて、素晴らしい方々がチームに関係していると聞きました。

ここにいる選手からトップリーグで自分のスキルをチャレンジ楽しんでいるし、日本でベストなラグビーをしているという人もいました。神戸にいた選手もそうですが、何人かとプレーしたことがあります。毎日少しでも成長しようとするチームというところが素晴らしいことだと思いました。

――日本のラグビーの評価


スミス 試合の展開がはやい、スキルレベルが高いのが今の日本のラグビーだと思います。日本のラグビーは世界の中でももっともレベルの高い状態だと思います。

トップリーグは日本人の選手のレベルも高いし、海外の選手もいい選手が来ているので、トップリーグでプレーするのが楽しみです。


――日本でプレーするにあたって知っている選手


スミス 堀江、田中とプレーしたことがある。2人とも素晴らしい選手で、我々の当時のチームに貢献してくれた。トップリーグでもまだプレーするので、また対戦するのを楽しみにしています。

――神戸製鋼で誰と仲良くなりましたか?


スミス みんな歓迎してくれて嬉しい。自主隔離が終わってやっとチームに合流できて嬉しいです。山中(亮平)選手とコミュニケーションとれている。彼と一緒にプレーするのが楽しみですし。彼からも学びたい。私は言葉、コミュニケーション大事にしています。今もやっているが、日本語をさらに勉強し、いろんな選手とコミュニケーションとりたい。日本語をたくさん勉強し、多くの人と話したい。


――好きな日本食は?


スミス ラーメンと焼き肉が大好きです。今週、金曜日、イシレリ選手が食事に連れて行ってくれると聞いている。生の鳥を頼んであげると言っていますが、いろんな日本の食べ物を試すのも楽しみにしています。

2015年ワールドカップ

2015年ワールドカップ

――今後トップリーグに向けて


スミス 私としてコンディションはいい。神戸に入る前、数ヶ月、トレーニングしてきた。S&C(ストレングス&コンディショニング)のコーチにもメニューをもらっています。金曜日にコンタクト練習も入っているので楽しみです。トップリーグが開催されるまでは、何よりもゲームプランの理解を深めて、日本人の選手や他の外国人の選手とプレーを合わせて、最大のインパクトを試合で与えたい。


――自分のプレースタイルと目標は?


スミス 私のスタイルはスピードを使って、グラウンドの横幅を全部使うのが好きです。スピード、スキルを使って、できるだけスペースあるところにポジショニングして、スペースを使ってプレーしたい。神戸製鋼に貢献すること、ハードワークすること、チームメイトと一緒にプレーすることが目標です。

契約は2シーズン、新しいレガシーを作っていきたい

――日本のラグビーの進化について


スミス 日本のラグビー、日本代表のラグビーの取り組み方は素晴らしいし、勝って自信になっている。アイルランド、スコットランドに勝ったことは、海外の方は驚いた方もいるかもしれないが、私はそうではなく、日本ラグビーが成長しているからこその結果だと思います。海外では日本が強いチームになっている印象が強い。トップリーグでは日本代表の選手と対戦したり、一緒にプレーすることが楽しみです。


――日本では何年プレーする予定?


スミス 2シーズンの契約を結んでいます。神戸でプレーすることも楽しみですし、さらに新しいレガシーを作っていくことも楽しみです。


「2シーズンの契約。自分の足とマインドが持つ限り、神戸でプレーしたい」アーロン・クルーデン

私たちはプロ選手になってから、いろんな国でプレーしたい夢がありました。NZ、フランス、そして日本という形になりますが、日本は特に、この数年間で素晴らしいレベルまで上がっています。私としてはトップリーグで自分のスキルを試したかった。なぜ神戸かというと、神戸はオンフィールドだけでなく、オフフィールドがすばらしく、毎日少しでも成長するチームと聞いていました、それが理由です。


――NZ人選手から聞いた話は?


クルーデン 日本のラグビーが本当に数年間に渡って、レベルアップしていると聞いている。プレーのレベルもスキルレベルも高くて、アタッキングラグビーするのが大好きなので日本でプレーしたいと思った。今、そのチャンスがきている。他にも日本の文化、日本のみなさんが歓迎してくれるということを聞いていました。

日本の歴史は素晴らしいし、もっと学びたい。日本の食事もみなさんおいしいと言っていた。食べることが大好きなので、神戸と契約したいと思っていた。


――日本人で知っている選手は


クルーデン 山中(亮平)とは一緒にプレーしたことがあります。チーフスにいたとき、3~4ヶ月くらい一緒に練習に参加していました。まだ若かったが、才能があり、スキルレベルが高いとそのとき思いました。その後、神戸製鋼で大活躍しているというですし、代表でも活躍している。彼と一緒にプレーするのを楽しみにしています。

もう一人知っている選手がいます。松島(幸太朗)選手です。残念ながら今、フランスでプレーしていますが、日本代表でプレーしているところをたくさん見ました。彼のパッション、スキル プラスアルファのプレーというのが非常にできていると思っていますし、彼のチームと対戦するのも本当に楽しみにしています。彼が帰ってきてからだと思いますが。


――神戸製鋼では誰と仲良くなりましたか?


クルーデン チームに合流してまだ4日間しかたっていないので、そこまでたくさん話をしていない状態です。日本に来てから自主隔離して、4日間、チーム練習に参加した。みなさん、本当に歓迎してくれました。日和佐選手、彼が9番、私は10番なので、これからも彼と連携が大事ですし、彼とよく話している。全員といっていいくらい歓迎してくれて、私に声をかけてくれて、神戸のやり方を教えてくれている。


――日本食で好きなのは?


クルーデン 私としては多くの日本食が好きで、一番好きなのは、お好み焼き。食べてみたいのは、生の鳥が美味しいと聞いている。


――現在の状態とトップリーグに向けて


クルーデン 数ヶ月間を通して、トレーニングしてきました。今、フレッシュな状態で、プレーすることが楽しみです。合流してからS&C(ストレングス&コンディショニング)からメニューを与えてもらっているので、フィジカルはいい状態です。ゲームプラン、チームのストラクチャーを理解していきたい。スタンダード、強度を上げて、1月にいい試合ができるように準備していきます。

――自分のプレースタイルと目標は?


クルーデン バランスを大事にしています。アタックでは、ラン、パス、キックというところをバランス持って様々なプレーをしたい。ディフェンスでは高いワークレート、しっかりタックルを決めることです。目標はチームメイトのリスペクトを得ることです。神戸でも優勝したい。オンフィールド、オフフィールドでも競争して、今まで築き上げてきた(神戸製鋼の)レガシーに加えて、さらに一緒にレガシーを作っていきたい。

2011年ワールドカップ優勝を経験し、2015年大会を前にフランス・モンペリエへ移籍したクルーデン

2011年ワールドカップ優勝を経験し、2015年大会を前にフランス・モンペリエへ移籍したクルーデン

――日本のラグビーの進化について


クルーデン ラグビーは世界を通して、全体的に成長しているし、日本のラグビーも同じように成長している。人生は常にいろんなものが変わってきますし、ラグビーもそう。日本のラグビーは数年間で成長している。トップリーグでプレーすることが楽しみです。選手として毎日成長したいという気持ちをも持っているので、成長できる場所に来たと思います。


――日本では何年プレーする予定?


クルーデン 2シーズンの契約をしていますが、さらに、もっと長い間、プレーしたいと思っています。自分の足とマインドが持つ限り、神戸でプレーしたいと思っています。


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