2022年シーズンから3部制とする再編案を発表 | ラグビージャパン365

2022年シーズンから3部制とする再編案を発表

2019/04/26

文●編集部


25日、トップリーグの新たな方向性についてのメディアブリーフィングが行われた。そこで発表された内容は、現状16チームとチャレンジ8チームの合計24チームを8チームごとの『三部制』に再編。実力の拮抗した試合を行うことで、ゲームの魅力を向上させ観客動員数をここ10年間で200万人を目指す。参戦するチームは、完全プロ化ではなく企業スポーツという側面も残す。これまで日本協会の委員会としてリーグ運営が行われてきたが、ワールドラグビーからの要望もあり、一般社団法人として権限委譲される。

河野一郎日本ラグビーフットボール協会・副会長

先週の4月17日の理事会で、これまで検討してきた「トップリーグネクスト」について、主催は協会とトップリーグとの共催とします。主幹は協会からトップリーグへ権限委譲されます。高島チェアマンが辞任。現段階では太田理事がチェアマン代行となります。

ラグビーのワールドカップを開催するレガシーを残していきたいと思っています。具体的には試合会場をトップリーグでどのように活用していくか。もう一つはワールドラグビーが、「ワールドネーションカップ」という構想を出し、SANZZARが、ラグビーチャンピオンシップに日本の参加に関する話を念頭においた計画となります。

この計画を考える上で最も優先したことは「代表の強化に資すること」。代表のスケジュールとバッティングしないこと。さきほどお伝えした大会がおそらく7月から11月は代表のスケジュールになるだろうということで、今回トップリーグのスケジューリングについては提案をいたしました。またプレーヤーのウェルフェア(福利厚生)も考慮して11月に終わってから一定期間をおいて開催するということにしました。現段階では1月から5月で提案をいたしました。

拮抗した試合が必要だということで、現在の16チームとトップチャレンジの8チームを8チームずつに分けてはどうかという提案をしました。他の検討項目としては、事業性と地域との密着、国際競争性を高めるという3点についても議論をしました。


太田治 トップリーグ部長(左)、河野一郎 日本ラグビー協会副会長

太田治 トップリーグ部長(左)、河野一郎 日本ラグビー協会副会長

太田治 トップリーグ部長

社団法人が2月登記済みで協会から権限を移譲してトップリーグとして事業性を視野に取り組んでいきます。過去5年、集客については苦戦しています。本来であれば、昨年の12月にこうした会議をもっていくべきところが、伸びてしまいました。改めて今後10年の方向性を示しました。今後ある程度、各チームと協議をして、8月の中旬には正式な新たなフォーマットについて発表できると思います。ワールドカップの前には何らかの発表をして大会後のレガシーを残していきたいと思っています。

――名称はまだ「トップリーグネクスト」?


河野  まだ検討する必要があるものの先ほどお伝えしましたとおり、8チームずつに分けるので「トップリーグ・エイト(1部)」「トップリーグ(2部)」「トップリーグ・チャレンジ(3部)」というような形を想定します。ただ名称については確定していません。


――国際競争性を高めるとは?


太田  トップリーグのチームが海外のチームと試合をする機会を増やそうということです。そういったリーグも視野に入れていきたい。SANZZAR、トップ14などを想定して交渉していきます。

河野  一つ参考になるのは「ヨーロピアンチャンピオンシップ」ではないかと思います。あれはトップ14とプレミアシップの上位チームが行う試合ということで、それが参考になるかなという議論はありました。パシフィック・リム(アメリカ・カナダなど)なども過去にありましたが、そういったものも話題にあがりました。


――地域密着性でいうと、ホームアンドアウェイ方式をとるのか。


河野  ホームアンドアウェイというのは理想形ではありますが、各チームに例えばJリーグのようにホームスタジアムを必要とするか、というのはできない。ラグビーワールドカップで整備されたラグビー専用スタジアム、試合会場を中心に考えていきたい。また各チームがホームとして適したスタジアムがあれば、それをホストスタジアムとして運営してもらおうと思います。

――法人化ということですが、予算についても独自のもの?


太田  はい。今シーズンと来シーズンは現状のまま。その先の話になります。先週決まったばかりです。


――昇降格については?


太田  昇降格ありというところで調整をすすめたいと思います。



――トップリーグ参入するチームはプロ化が必要となるのか?


河野  チームについてプロ化ではありません。各チームで検討していただければということで企業スポーツは可能です。ただ、ワールドラグビーやSANZZARから求められたのは、リーグの運営はプロでやってほしいということでした。先週、主幹の移譲が決まりましたのでフルタイムスタッフによる運営をこれから検討していきたいと思っています。


――ホストタウン名や企業名は必要か?


太田  地域名はつけてほしいという話はあがりました。ただ企業名が入ることも許容です。



――スケジュールは確定か?


河野 今日も議論しました。あくまでも1月~5月というのは素案ということで最終的には8月に決定します。

――新しいフォーマットが2022年1月からということで2021年の成績をもとにチームの割り振りは決まる?


太田 はい。そうです。


――事業性をアップする


河野 今日議論にあがってのは200万人の観客を集めようということ。現在Bリーグが150億円くらい。現実的な話に10年後には100億円のビジネスにしようと話をしています。



――10年後に200万人、どこから想定した数字か?


太田  プレミアリーグが現在200万人。トップ14で270万人。ということでそのレベルを目指していくべきではないかという話になりました。現在、1試合平均4,000人くらいなので、(200万人という目標達成には)1試合平均10,000人と思っています。事業性というところは求めていきたい。


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