トップリーグが開幕。ヤマハ快勝 「スクラム制圧」に込められた意味とは | ラグビージャパン365

トップリーグが開幕。ヤマハ快勝 「スクラム制圧」に込められた意味とは

2016/08/29

解説●後藤翔太 文●大友信彦


翔太です。いよいよトップリーグが開幕しました。金曜日はヤンマースタジアムで近鉄vs サントリーを、土曜日は神戸ユニバーで神戸製鋼 vs NTTコムを、それぞれJスポーツで解説させていただきました。

日曜日は初めてセブンズが実施される国体の近畿ブロック予選。相手の兵庫チームには良いランナーが揃っていて、なかなか思うような試合はできませんでしたが、17−5で勝つことが出来ました。国体で初めて行われる女子のラグビーに参加できることは、素直に嬉しく思います。
今年は岩手国体。ラグビーは東日本大震災被災地の釜石市で行われます。僕は、震災のあと、なかなか東北まで訪れる機会は持てませんでした。
今回は、楽しみです、と言ったら不謹慎に聞こえるかもしれませんが、とても良い機会をもらえたと思います。選手もみんな、東北の被災地を訪れるのは初めてですが、家族や身近な人が阪神大震災を経験した者もいるし、若い彼女たちが、被災地の現在の様子を見て、現地の方々とふれあって、どんなことを考えてくるか、貴重な学びの機会になると思っています。

ヤマハには「スクラムが試合を支配するための最初の一手である」というチームコンセンサスがあった

さて、トップリーグ開幕節です。自分で解説した関西の2試合のほか、何試合かはビデオで観戦したのですが、開幕節で一番印象に残ったのは、やはりヤマハ発動機がパナソニックを破った試合です。今回は、この試合を中心にチェックしていきたいと思います。


この試合、ヤマハの勝因はスクラムでした。これは誰の目にもわかりやすいものでした。ヤマハは前半6回、後半6回、80分間で12回のマイボールスクラムを得ましたが、うち9回はペナルティーを獲得して、そのうち1回はペナルティートライ。このほかに1回は、スクラムで左のスペースを作っておいて展開して、WTB中園のトライにつなげた。

つまり、12回のスクラムのうち10回は有効な攻撃につなげました。
ヤマハのスクラムについては、FWコーチの長谷川慎さんを中心に、どうやって作り上げたのか、僕にはとても語れません。ただ、僕が注目するのは、ヤマハというチームがスクラムを試合の中でどのように位置づけているかという点です。多くの人が「ヤマハはスクラムが強い」「スクラムはヤマハの武器」と口にしますが、スクラムの強いチームは過去にもたくさんありました。僕が感じたのは「ヤマハのスクラムは、スコアで相手を上回るため=試合を支配するための最初の一手である」というチームのコンセンサスです。

 

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