こんにちは、将太郎です。
いよいよ日本代表の秋シリーズが始まります。
ワールドカップの代表に生き残るための戦いが、ここから本格的に始まる
次のワールドカップまで2年を切り、日本代表はここからワールドカップに向けた戦術のブラッシュアップをはかり、メンバーも徐々に固定されていく時期だと思います。1人1人がどれだけ信頼を勝ち取っていくか。ワールドカップまでに代表が戦える試合数は限られています。選手は毎回チャンスがあるわけではない。試合に出たときに、ジェイミーと仲間の信頼をどれだけ勝ち取れるか。ワールドカップの代表に生き残るための戦いはここから本格的に始まるのだと思います。
これからも、トップリーグやサンウルブズでアピールするチャンスはあるだろうけれど、代表で戦えるかどうかの評価は、やはりテストマッチや、世界選抜のような相手とのインターナショナルマッチでなければ勝ち取れない。シビアに言えば、今回のシリーズで評価を得なければ、もう2019年のジェイミー構想から外れてしまうという選手も出てくるでしょう。選手はその自覚を持ってプレーしなければならない。どれだけ意識高く試合に臨めるか。自分との戦いだと思います。
日本代表の戦いを見る上で、ポイントのひとつは新しいディフェンスコーチのもとで、どんなディフェンスを見せるのか。短期間でどのくらい機能させることができるかです。準備期間が短いのは事実ですが、世界選抜戦の1週間後にはオーストラリア代表ワラビーズとの試合がある。今回の世界選抜戦は、日本代表が取り入れている新しいディフェンスがワラビーズ戦にどう通じるか、という視点で見てみたいと思っています。
日本代表の新しいディフェンスシステムに対し、世界選抜・ロビーさんがどんなアタックを仕掛けるか
さて、今回の初戦の相手は世界選抜です。
日本代表が世界選抜と対戦するのは2015年8月以来。前回はワールドカップに向けた強化試合として行われ、世界選抜が45−20で勝ちました。そのときは先発15人の総キャップ数620という経験豊富なメンバーで、非常に強いチームでした。
今回も監督はそのときと同じロビー・ディーンズさんで、SHアンディ・エリスとSOベリック・バーンズというチームの中軸も同じコンビです。メンバーを見ると、そのときよりは少し若い選手が多いかなという印象もあるけれど、逆に言うと現役度は高い。