本番を睨んだ各国の思惑が交錯した8月シリーズをレビュー。 NZと南ア、オーストラリアのライバル意識、フランスの復調… ジャパンは南ア戦が大一番になる | ラグビージャパン365

本番を睨んだ各国の思惑が交錯した8月シリーズをレビュー。 NZと南ア、オーストラリアのライバル意識、フランスの復調… ジャパンは南ア戦が大一番になる

2019/08/20

文●大西将太郎 構成●大友信彦


将太郎です。
日本は毎日暑い日が続いていますね。
そして、世界の各国も、ワールドカップに向けた強化シリーズを世界各地で熱い戦いを続けています。日本代表はパシフィックネーションズカップでフィジー、トンガ、アメリカに3連勝。ワールドカップに向けて仕上がりのいいところを見せましたが、同じように、ワールドカップを目指す世界の各国も、それぞれのテーマ、ターゲットを持って戦っていて、興味深い内容をみせていました。

短縮日程で各国の思惑が見えた「ザ・ラグビーチャンピオンシップ」

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そんな中でも最も注目されたのが南半球4カ国対抗戦「ザ・ラグビーチャンピオンシップ」です。前回ワールドカップの4強を独占した国々であり、過去8大会のうち7回はここの参加国がタイトルをさらっている。唯一優勝を経験していないアルゼンチンも、今年のスーパーラグビーではジャガーズが参戦4年目で決勝まで勝ち進んでいます。今年のワールドカップでも、優勝争いの中心に位置するグループと言って良いでしょう。

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そのチャンピオンシップですが、今年は例年と大会方式が変わりました。例年なら4カ国がホーム&アウェーで2試合ずつ、計6試合を戦っていましたが、今年はワールドカップに備え、ホームorアウェーの3試合で順位を決めるという短縮日程で行われました。ワールドカップまで2ヵ月という時期で、しかも試合数は少ない。ということもあって、3試合、それぞれのチームによって試合の位置づけが違っていたことが、試合の様相を変えていたと思います。ある試合はセレクションの位置づけで若手の選手を多めに起用したり、ある試合に関しては調整やセレクションは関係なく勝つことを最優先で臨んだり。

南アフリカとNZが引き分けた試合にはそれを感じました。両国はワールドカップで同じ組になり、9月21日の初戦で対戦します。それを考えたら手の内を隠す選択もあるんじゃ……と思った人もいたかもしれませんが、お互いにそんな気配はおくびにも出さない。ライバル同士、絶対に負けられないという意地の張り合いが凄かった。結果は16-16のドローでした。去年のザ・チャンピオンシップではウエリントンでの第1戦に南アが36-34で勝ち、プレトリアの第2戦でNZが32-30で勝った。ともにアウェーの側が2点差で勝ったのですが、今回はNZのウエリントンでの戦いで16-16のドローでした。昨年から続く「NZと南アは互角」という構図が改めて実証された形です。

この結果は、世界の各国に、改めて「RWC2019はNZの一強じゃない、どこが勝ってもおかしくない大会なんだ」と強く印象づけたと思います。

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