熱戦の連続だった週末、ジェイミージャパンの 初戦。完敗したアルゼンチン戦から 学ぶことは時間との戦い。SHOTA'S CHECK-Vol46 | ラグビージャパン365

熱戦の連続だった週末、ジェイミージャパンの 初戦。完敗したアルゼンチン戦から 学ぶことは時間との戦い。SHOTA'S CHECK-Vol46

2016/11/07

解説●後藤翔太 構成●大友信彦


こんにちは、翔太です。この週末はすごかったですね。
土曜日は日本対アルゼンチンがあって、日曜日は明治vs慶応と帝京vs早稲田があって、その間にはニュージーランド対アイルランドがあって。全部駆け足でテレビ/ビデオ観戦しましたが、どれも面白い、スリリングな試合でした。

激動の週末、国内も国外も・・・

アイルランドは素晴らしいですね。111年の歴史で初めてのニュージーランド戦勝利ですか。111年といったら、めちゃめちゃ長生きの人の一生分よりも長い。日本でいったら明治、もう歴史上、文献上の時代ですよね。そんな歴史的な事件が、今でも起きるんだ、ということに、改めて深い感動を覚えました。アイルランドのみなさん、おめでとうございます。

国内も面白いですね。
慶明戦は素晴らしい試合でした。特に、試合の最後まで明治が走りきったのは素晴らしい。僕の現役時代は、明治が最後に走れなくなることはよくありましたが、明治が最後に走りきって逆転するというのはあまり記憶にありません。それだけじゃなく、この日の明治は点差を考えてゴール前のPKをショットしたり、賢い戦い方をしていましたね。一方の慶応もスクラムを押したり、低いタックルを繰り返したり、いい持ち味を出していた。大学ラグビーの伝統を大事にする姿勢と、現代に必要な新しい要素を取り入れる姿勢の両方を感じることが出来ました。

帝京対早稲田も、点差はついたけれど、早稲田がそんなに悪いという印象は持ちませんでしたね。むしろ、帝京大の総合力が高すぎる(笑)。何よりも印象的だったのは、帝京大の低いタックルです。ほとんどのタックルは、自分の膝が地面につくくらいの低さでした。あの大きな選手たちが、あれだけ低いプレーをする。それはおそらく、大学の枠に収まらない目標を持っているからでしょう。今までも帝京大の強さはいつも感じていたけれど、帝京大が持っている芯の強さ、規律の高さに、本当に引きつけられました。早稲田は、帝京のあまりの強さで弱く見えてしまいがちですが、あの相手の前でこういう結果になるのはやむをえないのかな。スクラムという武器では相手を上回っていたのですから、その強みを試合の中でどう機能させるかを成熟させていけば、まだまだ強くなる可能性があるのではないでしょうか。

 

力の差よりも感じた「チームとしての経験値の差」

そして、日本代表対アルゼンチンです。
アルゼンチンとは、2005年の南米遠征以来11年ぶりの対戦です。2005年の南米遠征といえば、僕が初めて日本代表に選ばれたツアーです。初キャップは遠征初戦のウルグアイ戦で、その1週間後がブエノスアイレスでのアルゼンチン戦でした。あの頃は、ラグビーの仕組みとか全然分かっていなかったなあ。今思うと何だかおかしくなります(笑)。それ以来なのか……と感慨にふけっていたら、アルゼンチンのクリーヴィー主将はその日本戦が初キャップなんだそうですね。何か、親近感を感じてしまいます。

それはともかく、今回のスコアは54-20でアルゼンチンの勝ちでした。しかし、チームの力では、今週末の試合でいえば、帝京vs早稲田のような差があるとは感じませんでした。それよりも思ったのは、チームとしての経験値の差です。

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