W杯イヤー前年のテストシリーズはW杯に向けた試金石。 JJジャパン初のティア1撃破へ、イタリアのオフロードをどう封じるか。 そして各国のW杯準備にも注目! | Rugby Japan 365

W杯イヤー前年のテストシリーズはW杯に向けた試金石。 JJジャパン初のティア1撃破へ、イタリアのオフロードをどう封じるか。 そして各国のW杯準備にも注目!

2018/06/07

文●大西将太郎 構成●大友信彦


こんにちは、将太郎です。
いよいよ日本代表のテストマッチ・シリーズが始まります。
今年はワールドカップの1年前。振り返ると、前回ワールドカップの1年前、2014年の6月にもイタリア代表が来日。ジャパンはそのイタリアに完勝して、翌年のワールドカップの快進撃へと繋いでいきました。今年もワールドカップの前年にイタリアと対戦できるのはうれしい巡り合わせですね。

イタリア戦!その前にサンウルブズをレビュー。「着実にチームとしての成熟度が増している」

2014年のイタリア戦。これまでジャパンの弱点だったスクラム。イタリア戦ではスクラムを押し切り、ジャパンの「武器」に。

2014年のイタリア戦。これまでジャパンの弱点だったスクラム。イタリア戦ではスクラムを押し切り、ジャパンの「武器」に。

でも、いま「完勝」と言いましたが、実はスコアは26−23。めちゃ僅差だったんですね。それでも「完勝」というイメージが僕らに残っているのは、スクラムを完全に支配していたという印象が強いからでしょう。逆に、点差をつけて勝った試合でも、セットピースでやられてしまうとギリギリで勝ったようなイメージになってしまう。そういう意味でも、この3連戦はセットピース、特にスクラムの安定感が問われるテストシリーズになると思います。

テストシリーズに臨む日本代表について触れる前に、サンウルブズの前半戦を振り返っておきましょう。

秩父宮のレッズ戦で今季初勝利をあげて、香港のストーマーズ戦で2勝目をあげたサンウルブズでしたが、そこで日本代表のメンバーが抜けた上に、サウマキ、ハッティング、リトルという、ジャパン組不在時に中心になるはずだった選手がケガで離脱。レベルズには13−40、ブランビーズには31−41で連敗してしまいましたが、チームとしては、着実に成熟度を増しているとは思います。


もちろん、サンウルブズがプロのチームとして活動している以上、13戦して2勝しかできていないという結果はシビアに受け止めなければなりません。全敗を免れたといって喜んでいるわけにはいかない。ただ、サンウルブズは、スーパーラグビーでの勝利以上に日本代表の強化を目的に誕生したチームでもある。サンウルブズの今シーズンの戦いに対する評価は、これから始まる日本代表シリーズ3試合の結果にかかっているといっていいでしょう。


前半戦最後の2試合を日本代表組を抜いた布陣で戦ったことについては、いろいろな評価があると思いますが、それまでのサンウルブズではゲームタイムの少なかった立川理道や真壁伸弥、坂手淳史といった選手が実戦を経験できたことは、日本代表にとってもプラスだったと思う。実際、立川は素晴らしいパフォーマンスを見せていましたからね。個人的には、布巻にもっとゲームタイムを与えてほしかった気がしますが。


さて、テストシリーズです。サンウルブズが結成されたことで、日本のトップ選手の経験値は高まっていると思います。ただ、テストラグビーとスーパーラグビーはやっぱり違う。その意味で、前回のワールドカップを経験している選手が引っ張っていくのではないかと思います。

 



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