「関東高校女子3年生送別試合」フォトレポート 試合に飢えた楕円球ガールズが躍動した! | ラグビージャパン365

「関東高校女子3年生送別試合」フォトレポート 試合に飢えた楕円球ガールズが躍動した!

2021/03/17

文●大友信彦


3月14日(日)、熊谷ラグビー場Cグラウンドで、「関東高校女子3年生送別試合」が行われた。
これはアルカス熊谷ユースアカデミーが、コロナ禍によって試合の機会がなくなってしまった高校生のために開催した試合で、関東地区の女子チーム、女子選手たちに声をかけて実施された。

2020年度に行われた女子高校生カテゴリーのラグビー試合は、関東地区では9月に栃木で行われた全国U18女子セブンズの関東予選のみ。これも単独チームのみが対象で、高校生だけでメンバーを組めないチームの選手には参加の道が閉ざされていた。単独で試合のできないチームに所属する選手にとって目標となっていた夏のコベルコ杯、冬の花園で恒例となっていた「U18花園女子15人制」も中止された。8月には菅平で行われていたオッペンカップが、長野県ラグビー協会の尽力により「試合形式の合同練習会」という位置づけで開催されたが、ここにも、コロナ禍の影響で参加を断念したチームが多数あった。

これらの事情により、まったく試合の機会を持てなかった選手もたくさんいた。その中には、2019年の太陽生命ウィメンズセブンズシリーズで、高校2年生ながらチャレンジチームの主将を務めた秋田若菜のような将来を嘱望される選手もいる。

今大会は、その秋田の所属チームでもあるアルカス熊谷ユースアカデミーが、試合の機会を持てなかった高校生、特に高校を卒業する3年生を送別する記念試合として企画された。参加を希望しながらコロナ禍、緊急事態宣言の延長により参加を断念したチーム・選手も多く、当日も一般への告知はなかったが、アルカス熊谷ユースのほか、横河武蔵野アルテミスターズユース、群馬プライムスから選手が参加(群馬プライムスには県立大泉高、明和県央、前橋育英高、東農大二高、県立太田女子高、県立伊勢崎商高、県立高崎工高、佐野日大高から選手が参加している)。

参加者のうち、2月13日と3月13日に行われた女子15人制TIDユースキャンプ参加メンバーは4人いた。
秋田若菜 アルカス熊谷ユース 佐野高3年 CTB/WTB 166/61
山田晴楽 アルカス熊谷ユース 深谷高1年 CTB/WTB/SO 162/66
千北佳英 横河武蔵野アルテミスターズユース 田園調布雙葉高2年 SO/CTB 160/60
上村アナジュリア 群馬プライムス 大泉高1年 FW 177/90

当日は19人の選手を2チームに分け、7分×2本の試合を2試合行い、疲労などの状況を見た上で最後にもう一度7分の試合を1本。可能な範囲で選手に多くの試合を経験させようという主催者・関係者の熱意を感じる一幕だった。

RUGBYJAPAN365では当日の試合の様子を取材。フォトギャラリーでお届けします。
2021年は彼女たちが実力を思い切り発揮できる大会がたくさん行われることを祈ります。


GALLARY

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

大友信彦
(おおとものぶひこ)

1962年宮城県気仙沼市生まれ。気仙沼高校から早稲田大学第二文学部卒業。1985年からフリーランスのスポーツライターとして『Sports Graphic Number』(文藝春秋)で活動。’87年からは東京中日スポーツのラグビー記事も担当し、ラグビーマガジンなどにも執筆。

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