大阪桐蔭が2年連続決勝進出―今大会最も勢いのある流経大柏との激戦を制す | Rugby Japan 365

大阪桐蔭が2年連続決勝進出―今大会最も勢いのある流経大柏との激戦を制す

2019/01/06

文●編集部


5日、第98回全国高等学校ラグビーフットボール大会準決勝2試合が行われた。第1試合は優勝候補の1校、大阪桐蔭(大阪第1)と創部以来初のベスト4進出を果たした流経大柏(千葉)が対戦した。

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第98回全国高校ラグビー準決勝 1.5

試合前、円陣を組んで気合いを入れる流経大柏のフィフティーン

試合前、円陣を組んで気合いを入れる流経大柏のフィフティーン

 

キックオフ直後に流経大柏はSO家村健太が巧みなダミーでラインブレイク。一気に敵陣に攻め込んだが、10フェイズを重ねたところでノックオン。

キックオフ直後に流経大柏はSO家村健太が巧みなダミーでラインブレイク。一気に敵陣に攻め込んだが、10フェイズを重ねたところでノックオン。

先制したのは流経大柏。前半8分、WTB永山大地のカウンターアタックを起点に敵陣22m手前で右サイトにポイントをつくり大阪桐蔭ディフェンスを引き寄せ、すばやく左オープンサイドに展開。流経大柏のアタックラインに対して、大阪桐蔭のディフェンスは手薄な状態だった。このチャンスに、CTB土居大吾、柳田翔吾の二人でスペースを抜けトライ。

8分、流経大柏はCTB土居(中央)からCTB柳田翔吾(右)にパスが通り、柳田が左中間に先制トライ

8分、流経大柏はCTB土居(中央)からCTB柳田翔吾(右)にパスが通り、柳田が左中間に先制トライ

流経大柏・CTB柳田がトライ

流経大柏・CTB柳田がトライ


先制トライに喜ぶ流経大柏フィフティーン

先制トライに喜ぶ流経大柏フィフティーン

大阪桐蔭も前半12分、敵陣ゴール前のマイボールスクラム。ボールを入れるのはFL奥井章仁。SH萩原周がNO8の位置に入りスクラムを組む。奥井がボールを入れて、右にダミーランで流れ流経大柏ディフェンスを引きつけると萩原は逆サイドへパスし、CTB高本幹也、WTB野村将大とつながりトライ。見事に用意されたサインプレーが決まった。SO嘉納一千のコンバージョンも決まって7−5と大阪桐蔭がリード。

大阪桐蔭・野村のトライですぐさま逆転に。

大阪桐蔭・野村のトライですぐさま逆転に。

 

さらに14分、ハーフウェイ付近から嘉納がビックゲインし敵陣22mまでボールを運び、並走していたWTB三島琳久にラストパス。14−5と大阪桐蔭がリードを広げた。

大阪桐蔭・三島のトライでリードを広げる

大阪桐蔭・三島のトライでリードを広げる

 

前半28分、流経大柏No8星野竜輝が大阪桐蔭SO嘉納一千のキックをチャージ

前半28分、流経大柏No8星野竜輝が大阪桐蔭SO嘉納一千のキックをチャージ

流経大柏は前半28分、SO嘉納のキックをNO8星野竜輝がチャージ。そのボールをキャッチしたSO家村健太がそのままインゴールへトライ。14−12とした。このまま前半が終わるかと思われたが、直後のキックオフ、捕球した流経大柏に対し、大阪桐蔭は敵陣22mライン付近の密集でプレッシャーをかけペナルティーを獲得。嘉納がPGを決め17−12とリードを広げて前半を終えた。

突破をはかる大阪桐蔭・FL奥井

突破をはかる大阪桐蔭・FL奥井

後半、大阪桐蔭の真骨頂でもあるFWでトライを決める。4分、敵陣に入った大阪桐蔭はFWでゴリゴリした攻めでじわじわと前進。さらに精度高いプレーでボールをキープ。継続したフェイズは24。FL河村レイジがトライを決め24−12とリードを広げると、9分、敵陣22の内側でターンオーバーした大阪桐蔭は再びゴール前の攻防でFW戦に持ち込む。今度は15フェイズ継続し、再び河村がトライを決め31−12と19点差とした。

大阪桐蔭・CTB高本幹也

大阪桐蔭・CTB高本幹也

19点差とされた流経大柏も、諦めることなく攻撃を続けた。ここまで連戦の疲れもあり、ややハンドリングエラーや、ギリギリのプレーがスローフォワードという判定でなかなかスコアに結びつかない。リードしている大阪桐蔭はそのアドバンテージをいかし、FW攻撃で時間をじわじわと消費させ、プレッシャーをかけていった。

 
それでも後半終了間際、篠澤輝のビッグゲインからFL木村倭がトライを決めるも残り時間はなくノーサイド。大阪桐蔭が31−17で流経大柏に勝利し、2年連続決勝戦進出を決めた。

大阪桐蔭 綾部正史監督

選手は強いハートで、タフなゲームを制してくれたので、しっかりと自分たちの戦いができて満足しています。前半はイーブンだと思っていました。後半どのくらいリードを広げていけることを考えていました。後半に向けては、相手が嫌がっているところを突きなさいという指示をしました。彼らはその指示を守りながら戦ってくれました。

今年1年、決勝で戦うことを目標にやってきましたので、もう最後なので、精一杯、仲間を信じて、楽しんで、ラグビーをやってほしいと思います。

全国3位という結果を勝ち取った流経大柏・葛西拓斗キャプテン

全国3位という結果を勝ち取った流経大柏・葛西拓斗キャプテン

一つ壁を打ち破った流経大柏。相亮太監督が今の3年生を中学1年生の頃から入部を勧誘し、6年間、一緒になってチームをつくりあげてきた。桐蔭学園にも出稽古し「日本一の戦い方」を学んだ生徒たちは確実に成長し全国3位という素晴らしい結果を出した。これは流経大柏にとって一つの歴史となり、強豪校としての文化を築き上げる第一歩になったことは間違いない。

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