春を制したのは桐蔭学園!大阪桐蔭から7トライを奪い二連覇 | Rugby Japan 365

春を制したのは桐蔭学園!大阪桐蔭から7トライを奪い二連覇

2018/04/08

文●編集部


3月30日に開幕した第19回全国高等学校選抜ラグビーフットボール大会は4月8日決勝、桐蔭学園対大阪桐蔭の試合が行われた。

前半、風下を選択した桐蔭だったが、キャプテンのSH小西を起点にスピードある攻撃で大阪桐蔭ディフェンスを崩しリードして折り返すと、後半一時は10点差まで追い上げられるも3つのトライを奪い突き放し46−26で勝利。昨年に引き続き大会2連覇を果たした。

SCOREBOARD

第19回全国高校選抜大会・決勝 20180408

  • TRY:7 
  • CON:4 
  • PG:1 
  • 後半 5'' 7 渡邉誠人 → 25 平形風人
  •  
  • PG 前半10'' 10 津田貫汰
  • TRY 前半12'' 14 西川賢哉
  • CONx 前半13'' 10 津田貫汰
  • TRY 前半15'' 9 小西泰聖
  • CON 前半16'' 10 津田貫汰
  • TRY 前半18'' 9 小西泰聖
  • CON 前半18'' 10 津田貫汰
  • TRY 前半25'' 9 小西泰聖
  • CON 前半26'' 10 津田貫汰
  • TRY 後半4'' 3 鈴木康平
  • CONx 後半5'' 10 津田貫汰
  • TRY 後半22'' 3 鈴木康平
  • CON 後半23'' 10 津田貫汰
  • TRY 後半30'' 3 鈴木康平
  • CONx 後半31'' 10 津田貫汰
  • TRY:4 
  • CON:3 
  • PG: 
  • 後半 0'' 3 安達朋樹 → 18 村木亮介
  • 後半 9'' 11 秋山哲大 → 25 野村将大
  • 後半 9'' 4 井道鶴 → 19 稲留将貴
  • 後半 16'' 5 江金海 → 20 大平守
  • 後半 27'' 2 中川魁 → 17 立木隆司
  • 後半 29'' 6 奥井章仁 → 23 中村航希
  •  
  • TRY 前半5'' 14 芦塚仁
  • CON 前半6'' 13 松山千大
  • TRY 前半28'' 6 奥井章仁
  • CON 前半28'' 13 松山千大
  • TRY 後半8'' 1 江良颯
  • CONx 後半9'' 13 松山千大
  • TRY 後半14'' 15 伴井亮太
  • CON 後半15'' 13 松山千大
  • 「前日までは、前半『風上』をとろうとしていた。直前のミーティングで修正した」 桐蔭学園・藤原秀之監督

    ――1月、花園準決勝で対戦した大阪桐蔭が相手だった


    藤原秀之監督 今日のファーストフェイズが(花園の64フェイズから)数えて65フェイズ目だという風に思ってやってくれ、という連絡が随分ありました。あの攻撃からの継続という、彼らもそういうことを思ってプレーしていたと思います。

    ――強風の中、風下の前半、どういうプランだったか?


    キックは結構厳しいので、スペースのあるところへボールを持っていこうというようなプランでした。


    ――昨年は強力FWのチームという印象がありましたが、今年はBKでもゲインをきる場面が見られました。


    そうですね。BKでも縦にボールを持っていける選手がいます。スキルの高い選手もいるので、FWばかりではなくて、FW・BKが一体となったラグビーをしていきたいと思っています。

    ――キャプテンのSH小西くんは、持ち味を出したのでは?


    相手がFWの方に目が行ってくれたので、随分、小西のスペースが空きました。本来、こういうアタックをしてほしいという理想の試合でした。


    ――後半、追い上げられた展開でした


    後半は3つ(トライを)取らないと勝てないよ、と選手たちに伝えていましたので、後半、30分で3本取れましたからそこは良かったと思います。

    ――今大会の準々決勝で11年ぶりに東福岡に勝利しました。大きな自信に繋がったのでは?


    ヒガシさんは、随分主力メンバーでけが人が多くいたので、ベストな状態だったわけではないと思いますが、そこで勝ったということの自信は大きかったと思います。


    ――選抜、2連覇を達成しました。花園に向けどの部分を強化していきますか?


    まだ出ていない、登録メンバーに入っていない選手もいます。それから1年生も入ってきますので、その部分で(選手同士の)競争をしっかりとやらせて一人一人を伸ばしていきたいですね。

    ――小西選手の評価を。


    スペースがあいていれば、いつでも行けと伝えています。とにかくこういうしんどい試合ではいかなくちゃいけないと思います。FWがタイトになってしんどくなった時には走る部分は必要だぞと伝えていました。

    基本、スクラムハーフなのでパスが100%。彼の中でしっかりあるので、それができた上でチャンスがあったら行くというのがまずあります。それができないと、次のステップに行かないと思います。彼個人での成長をさせてあげることを考えています。
    一年生から順調に成長していると感じます。

    ランはいつでもできるので、ランばかりやっても、パスのスキルは伸びない。結局スクラムハーフとして世界に通用しない。日本代表の選手になってほしいので、それは1年生の頃から言っています。

    もっともっと磨けると思います。キックについてもだいぶスキルが上がってきたので、あとは後はゲームメイクでしょうね。

    ――チームとしては、前半キック1回だけで、継続していったのは、プランどおり?


    キックを使うなとは言っていないです。裏をキックするチャンスはありましたけど。彼らの判断で、今日はアタックしてもいけるということだったと思います。とりあえず前進できたという手応えがあったんだと思います。

    相手のタックルが若干高いんじゃないかという分析をしていたので、それはあくまでも前の試合の分析だから、変わってくるかもしれないから現場で確認しろと伝えていました。それが、やっぱりいくつか出ていました。


    ――前半、風下を選択したのは?


    プラン通りです。本当は前日、前半は風上をとると言っていました。大丈夫なのかなと思って、もう一度ミーティングをしました。2時間ほど。自分たちでもう一度ビデオをみたりして修正しました。ただ、風下、風上のプランは事前に立てていました。


    ――全体的にBKもFWも戦い方の引き出しが多いチームでは


    そうですね。もともと7番の渡邉、6番の伊藤、8番の平石、5番の紀伊、彼らはみんなBKでした。ちょっとやっぱり、そういうラグビーをしたいということも考えていました。去年の途中からFLに戻ったりしていましたので、ボールを扱える選手たちがいました。昨年は3年生に隠れちゃいましたが今大会は良かったですね。この大会で何か掴んでくれたんじゃないですかね。


    ――二連覇したことについて

    うれしいですね。昨年は色々言われましたけど。もしかしたらこれが初優勝といってもいいのかもしれませんね。勝つということはいいことです。勝って修正することができますし、自分たちが何をのばしていかなければならないのか、自分たちの強みは何かということが明確になる大会でもあるので。

    なかなか花園から鍛える時間がないので。3ヶ月くらいあれば、もう少し体を鍛えることができるしもっともっと面白いラグビーができると思います。

    手応えはないです。少しずつ、彼らが自信をもってきているのはあります。トライをとれたのは大きかった。今回は40点以上とれてますね。それは予想以上ですけど。ベーシックスキルをやっていることがつながっていると思います。

     

    「強いランナーを意識しすぎてしまった。春にこういった試合を経験できたことは大きい」大阪桐蔭・綾部正史監督

    相手の9番がいい選手だったのでできるだけ止めたかったけれど、見すぎてそこに足が出なかった。本当は前半からプレッシャーをかけたかった。(ターンオーバーから攻撃を仕掛けるという)理想はそういうイメージをもっていました。相手は9番以外にもいいランナーがいます。うちの選手達が意識しすぎてしまった。固まってしまっている部分もあった。

    ほとんど相手ボールでしたね。最初のアタックの入りは良かったんですが、ディフェンスしている時間が長く、フェイズを重ねられてしまいました。

    相手の9番がいい選手だったのでできるだけ止めたかったけれど、見すぎてそこに足が出なかった。本当は前半からプレッシャーをかけたかった。(ターンオーバーから攻撃を仕掛けるという)理想はそういうイメージをもっていました。相手は9番以外にもいいランナーがいます。うちの選手達が意識しすぎてしまった。固まってしまっている部分もあった。

    ほとんど相手ボールでしたね。最初のアタックの入りは良かったんですが、ディフェンスしている時間が長く、フェイズを重ねられてしまいました。

    「リベンジという思いよりは、チャレンジャーという気持ちで戦った」桐蔭学園・小西泰聖キャプテン

    去年に引き続き2連覇することができ嬉しいですし、この新しいチームで優勝できたのは嬉しいです。花園で確かに負けてはいますが、リベンジという思いよりは、チャレンジャーという気持ちで戦いました。


    ――前日に2時間半ミーティングしたそうですね。何を話したのですか?


    攻め方の部分です。風上を取るのか、風下をとるのか。どこにボールを動かすのか。そこは色々な意見がでました。最終的にでた結論は、前半風下をとって、最初は耐えよう。もしかしたらリードされて後半になるかもしれないけど、後半、風上だから攻めようというものでした。前半リードして折り返すことが出来たので、一番いい形でした。

    自分たちのミーティングができていないので、そこは時間がかかってしまうのは仕方ないと思いますし、いろんな意見が出るのはいいことだと思います。それをまとめるのがキャプテンの仕事だと思うので、そこはしっかりやっていきたい。

    ――ハットトリックですね。


    (スペースが)空いていたというよりは、FWがミスせずにボールを継続できたことが一番の要因だと思います。今までは公式戦ではないです。


    ――相手のディフェンスが自分を意識しているなという印象はありましたか?


    それは、特になかったです。バランスよく使っていたので、少しFWを遠目に当てていたのでそっちに目がいっている感じだったので、特に3本目のトライはそうでしたけど、そこをついてランをしました。

    近場のところだと相手は体が大きいので、まっすぐいっても返されてしまうと思っていました。ちょっとずらして当てようと思っていました。パスも取る側もうまくいったと思います。

    ――途中、10点差になりました。焦りはあった?


    焦るというよりは、大阪の選手は強いな、という思いでした。予選とは異なり、決勝トーナメントに入るとこのレベルで戦わなければならないというのは想定内でした。


    ――そこから2トライ奪えたのはチームに対してどういう声がけを?


    本当は、後半、キックを蹴ろうということだったんですが、相手のアタックが怖いというのはこれまでの大阪桐蔭さんの試合を見て感じていたので、であれば、こちらから攻めよう。と決めて途中から切り替えました。

    ――後半、プレッシャーを受ける場面もありましたが、それでもパスアウトできていました。


    そこはFWが前で耐えてくれていたんで、そこはやっぱり(ボールを)捌くのが自分の仕事だと思うので。確実に、責任をもってやりました。

    昨年は、ボールを一回止めて、FWで体を当ててもゲインできていました。今年は、それをやっても多分なかなかうまくいかないと思います。なので、ボールを動かし続けながら、早いテンポで動かし続けるというラグビーはこのチームに求められていると思っています。

    昨年のチームスローガンは「礎」でしたが、今年は、その「礎」を磨くという意味で「磨く」というものにしました。その意味では(大阪桐蔭に勝利できたことは)一つ目標を達成できたのではないかなと思います。

     

    「ディフェンスの部分に課題が見つかりました。アタックでもイージーなミスがありました。そこは自分たちのスキルの問題」大阪桐蔭・松山千大キャプテン

    簡単に得点を与えてしまった。FWでゲインされてそれが重なってスコアまで繋げられてしまいました。その前のミーティングでそれをやられたらいかれるぞと話をしていたのですが。相手のかたちを出させてしまったのが敗因だと思います。

    疲れとかは言い訳になるんですが、せっかく決勝までいったのに、足がとまってしまってやられたので、もう一回、ここから再スタートしたい。スコアされた後、自分のミスとかもあって、力不足を感じました。

    アタックでは攻めたらゲインはきれたのでそこの部分は自信にしていきたい。ディフェンスの部分は1対1の場面で多くのゲインを許してしまったので、チームとしてディフェンスはこだわっていきたい。

    やっぱり、走り負けたと思います。ラインスピードが落ちて、いいディフェンスの準備ができないままいってまたゲインされてしまいました。そこは一から作り直しだと思います。

    チームとしては今日の試合で、ディフェンスの部分に課題が見つかりました。アタックでもイージーなミスがありました。そこは自分たちのスキルの問題だと思います。そういうところ磨いていきたい。(失点が多かったことは)スコアに対する執念が一人一人足りなかったのかなと思います。


    ――課題や修正点は?


    前半、フィジカルの部分で受けてしまった部分があった。そこをしっかり60分間守り続けるディフェンスを目指していきたい。後半になって、ちょっとずつ自分たちの形を出すことができるようになってきたので、そこを継続したい。

     

    MEMBER

  • 1 床田淳貴
  • 2 紀伊遼平
  • 3 鈴木康平
  • 4 紀伊雄介
  • 5 今野勇久
  • 6 伊藤峻祐
  • 7 渡邉誠人
  • 8 平石颯
  • 9 小西泰聖
  • 10 津田貫汰
  • 11 佐々木隼
  • 12 江川剛人
  • 13 小田原廉
  • 14 西川賢哉
  • 15 伊藤大祐
  • 16 寺嶋基紘
  • 17 真利香之輔
  • 18 山口和明
  • 19 伊藤大吉
  • 20 横田誉
  • 21 亀井健人
  • 22 島本陽太
  • 23 田口公暉
  • 24 吉澤雅樹
  • 25 平形風人
  • 1 江良颯
  • 2 中川魁
  • 3 安達朋樹
  • 4 井道鶴
  • 5 江金海
  • 6 奥井章仁
  • 7 河村レイジ
  • 8 堤田京太郎
  • 9 萩原周
  • 10 高本幹也
  • 11 秋山哲大
  • 12 三島琳久
  • 13 松山千大
  • 14 芦塚仁
  • 15 伴井亮太
  • 16 紙森智洋
  • 17 立木隆司
  • 18 村木亮介
  • 19 稲留将貴
  • 20 大平守
  • 21 秋山良雅
  • 22 嘉納一千
  • 23 中村航希
  • 24 兼久浩太朗
  • 25 野村将大
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