対抗戦|慶應義塾大v筑波大―2020.10.04 | ラグビージャパン365

対抗戦|慶應義塾大v筑波大―2020.10.04

2020/10/05

構成●編集部


新型コロナ感染拡大防止のため、多くの大会が中止になるなか、10月4日、関東大学ラグビー対抗戦が開幕した。各地で熱い戦いが繰り広げられた。その中から、注目の一戦、慶應義塾大学と筑波大学の試合にフォーカス。80分のボールの軌跡を追いながら、俯瞰的に試合を振り返りたい。

今シーズンから、スコアが動いた流れをみる「TIMELINE(タイムライン)」。そして、ラグビージャパン365編集部が独自で集計した、ボールポゼッションも追加される。合わせてお楽しみいただきたい。

チャンスを生かしきれない慶應、少ないチャンスを確実にスコアにつなげた筑波

R…ラック K…キック P…ペナルティー PK…ペナルティーキック PG…ペナルティーゴール S…スクラム M…モール TO…ターンオーバー FK…フリーキック LO…ラインアウト

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モメンタムを見ると明確だが、キックオフ直後のアタックで、すんなり先制のトライを決めた慶應。しかし、そのあと、慶應は敵陣に入りこむことができず、前半の終了間際まで自陣での戦いをしている。

これについては、筑波大・岡﨑航大キャプテンも試合後にこう振り返っている。「筑波大学としては、慶應大学さんの厚いディフェンス、そこをいかにこじあけるか、そして自陣に入れないということにフォーカスしていました。それが徹底できて、前半、後半、敵陣でプレーができたのがよかった。」

先制を許した筑波は、その後、敵陣22mに入るチャンスが3回あるが、そのうち2回スコアにつなげている。また、SH鈴村、CTB谷山が精度髙いハイパントを蹴り上げ、中盤のエリアを制した。

慶應はキックに対して、6回キックされて、すべてでエリアを挽回できず自陣に貼り付けとなってしまった。筑波大・嶋崎達也監督は「うちの選手の精度、SH鈴村、CTB谷山のキック。すべてを加味した上で、何が慶應さんに通用するのかというのを考えてそういう(戦術)にした。」と事前に想定していた戦い方であることを明かした。

慶應にチャンスが回ってきたのは、前半の終了間際。優勢に立っていたスクラムにこだわり、敵陣ゴール前でスクラム勝負に出る。しかし、2回目のスクラムで逆にペナルティーをとられ、チャンスを逸してしまう。

筑波が10-5とリードして前半40分を終えた。

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