20日、史上初のベスト8進出を果たしたラグビー日本代表は準々決勝で南アフリカ代表ことスプリングボクスと対戦した。結果は3-26。これがワールドカップで優勝を狙うチームなのか。未知の領域で挑戦をしたジャパンには現実を突きつけられた試合だった。
プール戦4試合を全勝でプール首位通過という結果を引き寄せた要因の一つとして、ラピースこと、FLピーターラブスカフニがロシア代表戦の後半に相手ボールをインターセプトして決めたトライもあげられるだろう。その後、ラピースはリーチ マイケルの代わりにゲームキャプテンを務め、チームを牽引した。サンウルブズ、ウルフパック、このジェイミージャパンの骨格をつくりあげた一人、ラピースは試合後の複雑な気持ちを誠実にそして丁寧に話してくれた。
2つの気持ちが入り混じった気持ち―このチームが終わってしまう悲しさとやり遂げたことへの誇り
――これから前に進むためにどんなことを修正しますか。もっと試合ができればさらに成長できたと思いますか。
今後もチャンスが増えればプレーをしたいと思いますが、まだ決まっていません。今は、2つの気持ちがミックスしています。一つは終わってしまったという寂しさともう一つは、これまで長い時間をかけて仲間と一緒につくりあげてきたチームに対する誇りです。
――この4年間はどんな期間でしたか?
今すべてを振り返って、日本代表というチーム以外で自分がプレーしていることを想像できません。日本を愛していますし、チーム全体がタイトで、一つになって、兄弟とよべる関係になりました。自分たちのことも信じることができましたし、つくりあげてきたシステムも素晴らしかった。本当にいいラグビーをして、世界と戦うことができたと思います。
わたしたちの試合をみて日本の皆さんもこのチームを誇りに思ってもらえたら光栄です。