カレンダーを見ると、この週末は太陽生命ウィメンズセブンズシリーズ2020の最終第4戦、鈴鹿大会が開かれているはずだった。東京、静岡、秋田、鈴鹿の4戦を戦って、それぞれのチームはどんな成長を果たしていただろうか……と想像すると切なくなるが、ちょっと待て、新年度の各チームの陣容も、把握できていないことに改めて気付いた。
とはいえ、まだなかなか直接取材は難しい時期だ。そこで、各チームのHPを訪ねたり、問い合わせるなりして、各チームの戦力情報を調査してみた。まだまだ不完全だが、把握できた情報をお届けしよう。
第2弾は、トップチームに挑む3チームの情報をお届けする。
東京山九フェニックス(昨年総合4位)
昨年総合4位だった東京山九フェニックスには、昨年のサクラフィフティーンオーストラリア遠征メンバーのCTB鹿尾みなみが、今春筑波大を卒業、就職したのを機にRKU龍ケ崎グレースから移籍した。就職先はトップリーグのクボタスピアーズを運営するクボタだ。昨年のU18花園女子15人制で西軍主将を務めたFL長利奈々は神奈川県、コベルコカップ中国代表のSO高橋李実は千葉県から、ともに石見智翠館に国内留学していたが、卒業進学を機に、先輩の佐藤優奈、原わか花らを追ってフェニックスに加わった。
チームキャプテンは辰巳千亜希、バイスキャプテンは塩崎優衣。チーム最古参の一人だった横尾千里は、サクラセブンズのチームメイト、中村知春(前アルカス熊谷)とともにナナイロプリズム福岡の設立に参加のためチームを離れ、上運天(旧姓・加藤)あかりは引退。チームは若返りが進みそうだ。