4月6日、7日と福岡県・北九州市ミクニワールドスタジアムで行われた「太陽生命ウィメンズセブンズ2024・北九州大会」。コアチーム昇格を果たした横河武蔵野アルテミ・スターズは9位という結果で大会を終えた。
1日目のプール戦では、初戦でながとブルーエンジェルスに0‐22、第2戦のTKMに5‐36、第3戦のアルカス熊谷に7-33、とコアチームの洗礼を受ける戦いとなった。
2日目の第1戦は9位決定戦準決勝はアマテラスと対戦、高崎真那、小川愛夢のトライでリードして前半を終えると、相手のミスに乗じて後半にも小川愛夢がトライをきめて試合を優位に運び21-0で今大会初勝利を飾った。
続く9位決定戦では、追手門学院VENUSと対戦。前半、西舞衣子、山本和花の2トライで10-0とリードして前半を終えると、粘り強いディフェンスで追手門にチャンスらしいチャンスを与えず、後半終了間際に途中出場の高杉蓮のトライで勝負を決めた。17-0と完勝、2日目は負けなしで2勝3敗で9位という結果をかちとった。
試合後、地元・小倉出身の山本和花キャプテンに話を聞いた。
横河武蔵野アルテミ・スターズ 山本和花キャプテン
――1日目ではうまくいきませんでしたが、2日目は素晴らしい2試合でした。どう立て直しましたか?
1日目の反省点として、受け身になってしまい下げてアタックしちゃうということがあったので、今日はどんどん前に前に自分たちの強みを生かしていこうと話をしていました。わたしたちの強みはフィジカルなので、そこを生かしていこうというふうに昨日のミーティングで話して、今日は切り替えて戦えました。
――コアチームに残留して1日目の戦いはどうでしたか
初戦が昨年優勝チームのながとブルーエンジェルスだったんですけど、自分たちでもどうだろうなという気持ちでいました。思っていたより戦えた部分もありました。けど、フィジカルとかスピードとかそういったところに優勝チームとの差を感じました。その差を大会期間にどれだけ縮められるかというのが私達の課題だと思っています。
――今日はトライを決めましたし、ご自身のプレーはどうでした?
私自身はもともと15人制が好きなタイプなので、やっぱり(セブンズ特有の)横の動きとか、ステップとかスピードのところがまだまだ足りないなと思っていて、そこを伸ばしたいと思っています。
――チームとしては小川愛夢のような速いランナーもいますが、アルテミ・スターズは15人制のイメージが強いですけど、セブンズを戦い抜くにあたりどんなチームにしていきたい?
小川選手も速いですけど、他のチームと比べたら(速さは)並ぶくらいなので、1人の選手が走り切るという場面が少ないと思っています。なので、みんなで走ろう、そして全員で最後まで走ってトライまでもっていこうというふうに決めています。
――あと3試合あります。これからの練習でチーム全体として注力したいところは?
チームとしてやり合う、もう少し激しくやり合う。やっぱり上のチームはフィジカルもスピードも全然強いし速いので、食らいつくにはチームの練習の質をもっとあげていかないといけない。強度のところ、やり合うところでみんなで頑張りたいと思います。
――今大会戦った5試合の中でフィジカルが強いと感じたチームはありましたか。
私が感じたのはアルカス(熊谷)さんが全員本当に強くて、すごいトレーニングをしているんだろうなとやりながら感じていました。(サクラフィフティーンの)長田いろはとは同じ高校で同級生だったのでやっぱりすごいなというのと、悔しいなという気持ちがあります。