日本ラグビーの歴史を大きく変えた、ラグビーワールドカップ2019におけるグビー日本代表の予選プールは4戦全勝し悲願であるベスト8入りを達成し、準々決勝で南アフリカ代表に敗れるまで獲得したトライシーンをスポーツライターの斉藤健仁氏が細かくレビューする。
第2回は、大会開催時に世界ランキング2位と予選プールの中でも最も強敵とされたアイルランド代表との対戦での値千金の1トライを振り返る。
ジャパンの、試合の流れを大きくたぐり寄せるファーストトライは後半18分でした。途中出場のFLリーチ マイケルがノックオンをしてからの相手ボールのスクラムからのアタック。アイルランド代表は8番と12番が重なってアクシデンタルオフサイドをおかしてしまいます。ジャパンは敵陣15m、右中間でマイボールスクラムのチャンスを得ます。