トップリーグプレーオフ決勝レビュー・意地とプライドがぶつかり合うサントリー対東芝の「府中ダービー」の勝敗の行方は | ラグビージャパン365

トップリーグプレーオフ決勝レビュー・意地とプライドがぶつかり合うサントリー対東芝の「府中ダービー」の勝敗の行方は

2013/01/25

文●斉藤健仁


1月27日(日)、14時より東京・秩父宮ラグビー場でトップリーグプレーオフ決勝、サントリーサンゴリアス(リーグ1位)対東芝ブレイブルーパス(リーグ2位)がキックオフされる。サントリーが勝利すれ今シーズン全勝で2年連続3回目、東芝が勝てば3ぶり6度目の優勝となる。


先週行われたプレーオフの準決勝、サントリーは前半リードを許したものの、神戸製鋼コベルコスティーラーズ(リーグ4位)に「積み重ねてきた」(大久保直弥監督)という攻撃ラグビーを貫いて38-19で逆転勝利。一方の東芝も「規律と責任」(NO8豊田真人主将)をキーワードにパナソニックワイルドナイツ(リーグ3位)との準決勝に臨み、一時リードされたものの、スクラムとモールで圧力をかけて20-8で逆転勝利を挙げた。

結局、プレーオフ決勝戦はリーグ1位と2位、練習場を東京・府中市に置く両チームが対戦する「府中ダービー」となった。なお激しい肉弾戦となったリーグ戦は、サントリーが東芝に15-14と1点差で勝利している。

25日(金)14時、キックオフの48時間前、両チームの決勝のメンバーが発表された。http://www.top-league.jp/game/2012/member6743.html

サントリーは準決勝では控えだったベテランPR尾崎章がスタメン、PR金井健雄が控えに回ったが、それ以外は変更なし。一方の東芝は準決勝からメンバー変更はなかった。

 

サントリーの攻撃を、東芝がどこまで守り切るか

リーグ戦では接点で激しい攻防が見られた

リーグ戦では接点で激しい攻防が見られた

勝負の最大の分かれ目は、やはりサントリーが攻撃を続けてトライを取り切れるか、そして東芝はそれをしっかり止めることができるか、ということになろう。

サントリーの攻撃は、昨季までチームを2年間率いた現日本代表HC(ヘッドコーチ)エディー・ジョーンズ氏仕込みの「アタック・シェイプ」で、ボールを継続しながら、相手のディフェンスを崩してトライを狙う。

東芝はサントリーのテンポの早い多重的な攻めに対して、しっかり相手をノミネートしディフェンスラインを保ち続けることができるか。パナソニック戦は近場でプレッシャーを掛けて、アウトサイドはBK陣がドリフトして相手を1トライに押さえたように、調子は良さそうだ。

やはり、準決勝同様に持ち前のアタックでトライを重ねればサントリーペースに、激しいディフェンスを見せロースコアに持ち込めば東芝ペースとなるはず。

 

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