トップリーグ第12節、東芝ブレイブルーパス対リコーブラックラムズが対戦、東芝が6トライを挙げて快勝し、プレーオフトーナメントに進出する4位以上を決めた(同時に日本選手権の出場権も獲得)。なお東芝はトップリーグが始まった2003?04シーズンから常にベスト4以上の成績をキープする唯一のチームとなった。
「一貫性」をテーマに掲げた東芝が6トライで快勝
試合後、今シーズンからチームを率いる和田賢一監督は「(今日の試合)春からやってきたことをぶれずにやる。それがチーム力だ、一貫性だと。今日の試合は主導権を握れた。DFでも規律が守れた」と納得の表情を見せた。
試合は前半から東芝ペースだった。前半12分、CTB仙波智裕からパスを受け取ったFB松田努が今シーズン初トライ。41歳8ヶ月となるトップリーグ最年長トライだった。その後もWTB伊藤真が快足を飛ばし、HO湯原佑希がモールから抑えて19-0で前半を折り返す。
後半、先制したのは東芝だった。6分、FLスティーブン・ベイツがモールからトライを挙げて26-0。しかし、リコーの時間帯になり、10分にWTBマーク・リー、21分にロイ・キニキニラウにトライを許した(26-14)。
それでも、接点、そしてボールをつなぐ部分では相手を上回る東芝が再びペースを握る。25分、SOディビット・ヒルがPGを決め、33分にはPR高木貴裕がモールから抑えて34-14。さらにロスタイム、キックで試合を切ればノーサイドだったが、自陣から積極的に展開。CTBニール・ブリューがビックゲインし、最後はWTB宇薄岳央が右中間に抑えて、結局39-14で東芝が快勝した。